【イナイレ】かたぎじゃない少女は皇帝に仕える忠犬・2 (ページ32)

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79話~同族かもしれない~ ページ32

貴女「板挟みです、板挟み！

こう、ギューってなってるんです！！」

不動「そっそうかよ…………(表現の仕方がやけに可愛いなおい)……;;;」

よし！納得してくれましたね！！

不動「おっそろそろ出るぞ」

貴女「えっ私もですか？」

吉良君がその場から離れていき不動さんにまた手を引かれて充の所の窓枠に立つ

………ミニアスレチック…？

一星「っ…………」

不動「なぁにしてんだ？お前」

一星「！」

不動「灰崎とヒロトを揉めさせてポジションを奪うつもりか？」

一星「何を言ってるんですか…？僕はただヒロトさんは悪くないって………」

不動「ま、どうでも良いこのチームには刺激が足りねぇ、楽しませて貰うぜぇ？猫被ったいい子ちゃんよ」

不動さんは窓枠から降りて充の肩を一回だけ叩きその場から離れた

あっ私一人だけ置いていかれた………

貴女「君のこと、特に私が彼に教えなくても彼は鋭い勘と観察力で見抜いていたぞ

追い込まれないように気を付けろよ、充」

私も窓枠から降りて充に近寄る

一星「………A､彼奴は何者なんだ」

貴女「さぁな、私もよく分からないが

私と何処か同族の部分があるのはわかる」

一星「同族？Aと彼奴が？」

ん？そんなに目を見開いてまで驚く事かな？

貴女「愉快犯と言うか、確信犯というか……

まぁ何れにせよ彼奴は自らの手で仕掛けてくるような奴じゃない、この状況を楽しんでるからな

そんな状況を自ら潰す馬鹿な真似はしないだろう

彼、見ていて楽しいよ？充も一緒に観察してみる？不動さん観察日記」

一星「…それ、本人にはバレないようにしとけよ？怒られるだろうし;;;」

貴女「そこは問題ないさ」

何せ観察日記は私の携帯でつけているからね

貴女「あっそうそう充」

一星「何だよ」

貴女「私、この前光に姉ちゃんって呼ばれた

これ私も君の事兄ちゃんって呼ばなきゃいけない流れ？」

ふと、先日のことを思い出し充に話す

一星「…………え」

貴女「ん？」

一星「…………いや、そのまま充でいい」

貴女「何か物凄い長い間が流れたな

まぁ取り敢えず話したいことは話したしそれじゃあ私はこれから用事があるからお暇するよ」

今日は共有に怪我の具合を見てもらう日だからね