【イナイレ】かたぎじゃない少女は皇帝に仕える忠犬・2 (ページ20)

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67話~分からないなら~ ページ20

光「へぇ………姉ちゃんにも苦手なものってあるんだね…？」

貴女「まぁ人間だからね」

光「あ、そっか」

………一体光……というか私のファンの間では私は何と思われているのかこれ程までに気になったことはないな

光「じゃあその刀の名前は決まってるの？」

貴女「いや愛刀ではあるが特には………そうだ、なんなら光がつけてあげてくれないか？」

光「え？！良いの？！」

貴女「あぁ、今じゃなくてもいいから何時か決まったら教えてくれ」

光「！うん！！」

光「あっそういえばさ、姉ちゃんってイナズマジャパンの誰かと付き合ってるの？」

貴女「…………え？付き合ってないが…どうした？」

光「ふーん………いいや？ただちょっと気になっただけだよ！！」

貴女「？…………あっそろそろミーティングが始まるな

じゃあ光、私はそろそろ戻るよ」

光「あっうん…………ねぇAさん！また来てくれる？」

貴女「！………勿論だとも、机に私の連絡先のメモ置いといたから、登録したかったら登録してね

じゃあ」

手を振ってくれる光に手を振り返しながら病室から出る

あ…………ちょっとおトイレに行きたくなってきましたね……

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「……………」

貴女「……ん？うおっ」

水で濡れた手をハンカチで拭きながらトイレの入口から出るとすぐ横に見知った顔が現れた

貴女「な、何だ？充………」

一星「そろそろミーティングがあるから迎えに来てやったんだよ

早く行くぞ」

貴女「あっ分かった…」

手を引かれながら歩く

本当にこの兄弟は可愛いな

一星「変な事光に吹き込んでないよな？」

貴女「当たり前だろう？これでも私は君と同じで一番上の立場なんだから」

一星「…………ふんっ」

貴女「にしても光は本当に良い子だな」

一星「当たり前だろう？俺の自慢の弟なんだから」

貴女「ふっ……充も良い子だ」

一星「は？…………俺偶にアンタが何を言ってるのかわかんなくなるんだけど;;;」

貴女「分からないのであれば分からないままで良いさ」

一星「……………やっぱり分かんねぇ」