【イナイレ】かたぎじゃない少女は皇帝に仕える忠犬・2 (ページ16)

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63話~陰謀めいた何か~ ページ16

inミーティングルーム

鬼道「………Aはどう思う？今回の……この世界の戦いについて」

貴女「…………貴方が何を考えているかは知りませんが、何か裏で陰謀めいたものがあるのは分かりますよ」

有人先輩と一緒にミーティングルームで今日の試合のビデオを見ながら話す

流石有人先輩……気づくのはやっ

鬼道「やはりお前もそう思うか……お前の勘は結構重要だからな」

あぁ……と小さく返事をしてまた有人先輩は映像に集中し始めた

…………はぁ、充

動くなら動くで止めはしないけど早く行動したほうがいいと思うぞ

出る杭は打たれるって言うしね

灰崎「何が気になるんだ？

今日の試合か？」

鬼道「いや……いずれ話す」

………有人先輩

いつの間にか入って来た灰崎君と入れ違う様にこの部屋から出ていく有人先輩

灰崎「…………Aも何が気になる事とかあんのかよ」

貴女「有人先輩が言わないなら私も言わないさ

せめてちったぁ自分で気づけるように目と鼻気配れよ」

灰崎君の肩に軽く手を乗せて私も部屋から出ていく

これからどうするべきかな、フロイの事も心配だし充は充で心配だしね………

鬼道「A」

貴女「…有人先輩、驚かさないでください

先に戻ったんじゃ…？」

鬼道「いや、お前に一つ言い忘れてな」

貴女「なんですか？」

鬼道「明日豪炎寺の所にお見舞いに行く、一緒に行かないか？」

！修也先輩のお見舞い、ですか……確かに私は何処の病院か知らないからな……

貴女「はい、お供させていただきますね」

鬼道「………あぁ」

この世界戦は一体どうなってどうやってどこに向かっているんだろうな

《デーン⇡デーン⇣デーン⇡デーン⇡デーン♪》

ん？………あっこの電話番号って

慌てて携帯を隠し辺りに人がいないか見渡して場所を移動する

ここまで来たら大丈夫……かな

ﾋﾟｯ

貴女「はい、猫屋敷です」

《やぁA、随分と畏まった言い方だね？

久しぶりなのに、そんなに堅いなんて酷いじゃないか》

貴女「………年上には敬意を示せと教わりましたので」

《……なら少なくとも君から見た私はちゃんと尊敬するにあたえる人って事かな》

………よく言うよ、貴方だって久しぶりなのにそんなに距離を感じる喋り方するんだから