【イナイレ】かたぎじゃない少女は皇帝に仕える忠犬・2 (ページ15)

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62話~可愛げがあれば~ ページ15

ｺﾝｺﾝｯ

暫くあのまま修也先輩について話し合っていたら訪問者が来た

円堂「ん？おう！」

一星「失礼します」

円堂「あ、一星！」

貴女「こんばんは充」

一星「はい、お疲れのところすいません……僕、どうしても円堂さんとAさんとお話がしたくて…」

………次のターゲットは守なのか？

円堂「良いぞ、どうした？なんか飲むか？」

一星「ありがとうございます

あの……僕、前から円堂さんとAさんのファンで……！！」

こーゆう、The後輩って感じの充なら、まだ少しは可愛げがあるのになぁ

貴女「ありがとう充」

円堂「え？そう…なのか？あっははは……！」

貴女「照れてる守は置いといて、この椅子に座りなよ」

一星「良いんですか？ありがとうございます！」

照れている守は放っておいて守の椅子に充を座らせる

守がなんかそれ俺の椅子！なんて言ってるみたいだけ私何も知らないよ？

一星「円堂さん、一つお願いがあるんです」

円堂「おぉ何だ？」

一星「……次の試合に、僕を出して貰えませんか？！世界の舞台に立ちたいんです！」

円堂「そうだな……監督はちゃんと全員見てる、チャンスはあるさ！」

一星「円堂さんも、僕のプレイを見てください！それで気に入ったら、監督に推薦してください！！」

守に頭を下げながら必死にお願いする充

作戦、頑張ってるな〜

守は馬鹿で純粋で真っ直ぐだから人を疑うことをしない、寧ろ敵でも味方でも信じすぎていると言っても過言じゃないくらい

だから、きっと守なら充が言われるのを最も恐れてるような事を言わないだろうけど…

円堂「やる気満々だな！！わかった！！今度お前のプレイを見てやる！Aも一緒にどうだ？」

貴女「私はどちらでも…充がよろしいのであれば指摘程度なら」

一星「ほんとですか！！ありがとうございます！！！」

ほんと、もうちょっと可愛げがあったら良いのになぁ……

ｺﾝｺﾝｯ

円堂「なんだ？」

鬼道「俺だ、Aはいるか？」

私？……有人先輩が私に何の用だろう…

貴女「どう致しましたか？有人先輩」

鬼道「ちょっと良いか？調べたい事があるんだ」

貴女「…………分かりました、では守、充

私はちょっと行ってきますね」

円堂「あぁ！消灯時間迄には戻ってこいよ！」