【イナイレ】かたぎじゃない少女は皇帝に仕える忠犬・2 (ページ11)

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58話~青紫色のアザ~ ページ11

私と士郎は先に私と守の部屋に戻った

士郎は遠慮なしに私のベッドにダイブする

貴女「ふぁあ……ふぅ………」

そんな士郎を避けてベッドの縁に座る

ｷﾞｭｳｯ

貴女「………ふふっ何？士郎」

何もせずボーッとしていると士郎が私の手を握ってきた

吹雪「Aの馬鹿、本当はずっとお腹痛かったんでしょう？

表情や態度には出てなかったけど、少し冷や汗かいてたから」

貴女「……流石士郎、ずっと私にくっついてたのはその為？」

吹雪「それもあるけど………ただ僕がAにくっつきたかっただけなのもある」

士郎やアツヤは昔からそうだった……昔から何かと私と一緒に行動したがったり真似しようとしたり

………本当可愛い子達

未だになんでこんなにも私如きに固執するのかさっぱりだ

貴女「………士郎、士郎は良い子だな、アツヤも良い子

二人とも大切な身内だよ」

吹雪「…………じゃあ…………好き？ちゃんと僕達のこと好き？」

士郎の方が年上なのに、何故か何時も私が年上のように錯覚してしまう

貴女「………うん、ちゃんと…………士郎とアツヤの事大好きだよ」

そっと士郎の方を振り返り握られていない方の手で士郎の頭を撫でる

吹雪「ふふっ……知ってた！僕達もAの事愛してるよ！！」

貴女「………そっか」

吹雪「さて、そろそろお腹の傷、見せてもらおうかな？

ほーら上着脱いで」

ｸﾞｲｸﾞｲｯ

起き上がった士郎に服の裾を掴まれて上着を無理にでも脱がされる

だから今の私の上の状態は下着だけだ

別にこの位は相手が士郎……というか従兄弟だから平気なんだよな

吹雪「うわぁ…………」

貴女「ん？…………うわぁ…」

そこで初めて殴られた場所を見てみれば既に時間が経ってるからなのかかなり痛々しい青紫色になっていた

…………確か女性の子宮って壊れるんだよね？

これ、壊れてなければいいんだけど

うーん、また共有老師の手を借りなければ………

吹雪「よくこれで今まで我慢できたね？」

そっと触れるかどうかの具合で優しくお腹を触る士郎

貴女「……まぁ死ぬよりかはマシかなって…」

吹雪「Aが言うと妙に説得力があるから困る」

貴女「あっそうなの？」