【イナイレ】かたぎじゃない少女は皇帝に仕える忠犬・2 (ページ2)

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49話~番犬か忠犬か~ ページ2

貴女「女に膝を尽かされる気分はどうですか？

ふふっ……こうして見ると忠犬と呼ばれる私より犬みたいですね？

自分より上の存在に地に伏して媚ずるその姿

…………本当に不細工な仔犬

私達の先輩方に近づくんじゃねぇよゴミ屑が」

唖然とさせ顔を青くさせている敵を笑いながらも人睨みし、また走り出す

するとなんとも言えない表情の吉良君が隣に並走してきた

吉良「……お前本当は忠犬より番犬じゃね？目付きがフツーじゃなかったぞ、今………」

貴女「番犬は嫌です、忠犬でいいですよ

それより、ボールパス」

喋りながらボールを吉良君にパスする

さて、ここからはサポート重視に行きますかね

きっとこの2人なら化学反応を起こしてくれるだろうしね

吉良君の後ろに下がり後ろから攻めてくる敵を少しずつガードする

吉良「はっ！！やるじゃねぇかA！そのまま俺に着いてこいよ！！」

貴女「状況次第ですからね」

私の方を一目見て灰崎君に吉良君がパスをまた出した

吉良「どうだ？！オルァ！！」

灰崎「っ！A！！」

貴女「一々私を中継にしないでください！！よっと……オルァッ！！」

ボールが周り敵の死角に入った灰崎君にすぐにボールを戻す

灰崎「ふっ！」

《なんとぉぉ！！ゴール前という聖域でも神レベル！！悪魔レベルの押収だぁ！！

二人の行動を見ながら瞬時にプレイスタイルを変え支える猫屋敷の実力もやはり伊達ではない！！》

氷浦「完全にあの三人が戦ってないか？」

万作「地味にAさんも参加してるし……」

後で何か呟いているみたいだけど敢えて聞かなかったとことにしとこう

灰崎「うぜぇんだよぉっっ！！」

灰崎君がこっちに思いっきり蹴りあげたボールをすかさず拾い吉良君にパスする

貴女「っと！喧嘩するなっての！！」

吉良「っるせぇよ！」

敵からの攻撃を上手く凌ぎながら進む

が、吉良君が敵に捕まりボールを灰崎君へ…………

いやあれは…

灰崎「？！」

稲森「うぉ！！猫屋敷！！」

は？！？ここで私に普通渡すか？！！

貴女「バッ！？…あぁもう！

エターナルブリザードッッ！！！」

思いっきり軌道がズレたボールを稲森君がキャッチ、そして何故か私に

シュートしたけどさ………