【ハイキュー】猫の国出身のもう一人の金髪眼鏡は烏の国に迷い混む【妖怪パロ】 (ページ3)

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二話~座敷童子母猫又父~ ページ3

暫くして子猫達は震えも収まり落ち着いて今は静かに布団で寝ている

俺達は一息つくため机囲んでお茶を飲んどる

尾白「それにしても珍しいな、お前があんな慌てるんは」

北「………」

大耳「あの二人のどちら、知り合いなんか？」

北「子猫の方や

アイツの母親に昔お世話になっとんたんや、暫く会っとらんが分かる

あの子猫は母親にソックリやからな」

そう言う信介は何処か悲しそうな、よう分からん顔をして子猫と子狐の寝とる別室を眺めた

北「………椿さん、言うてな

おばあちゃん家によう来とったんや」

尾白「………」

北「物凄く芯の通った優しい強い……座敷童子やった」

ｶﾞﾀﾞｯ

赤木「はっ？！座敷童子！！？ならあの子猫は……」

北「あぁ、他の猫妖怪の中でも群を抜いて妖力が高いやろな」

座敷童子はテリトリーを持つとその場の守り神ともなる

妖怪と言われれば妖怪

神と言われれば神となる

だからあの子猫は……俺達の仲間の様な、存在

たまに突然変異で親の種とは違う種が生まれたり、異質な程の妖力を持って生まれる奴がおる

やけど座敷童子と何かとハーフやなんて今まで数えれるくらいしか現れんかった

座敷童子とテリトリーを持たんような妖怪やと更に可能性は低い

大耳「ならあの子は……」

北「猫又と言えど鍛えように寄っては俺らのような依代持ちの妖怪になるかもな」

赤木「あの子狐も相当な妖力を持ってるし、治といい今回は有力やなぁ」

治「………？」ﾋﾟｸｯ

侑「！北さん猫起きた」ﾋﾟｸｯ

銀島「狐はまだ起きとらん」ﾋﾟｸｯ

侑と治と銀の耳が小さく反応してる

お前らは特別耳が良い方やから分かるんやな

尾白「なら俺はご飯でも作ってくるわ

治、来いや」

治「はーい」

北「……行ってくるわ」

赤木「おぉ」

ｶﾞﾗｯ

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貴女side

………さっきまで体が冷たくて、上手く動かせなかったのに

体の周りがホカホカとフカフカ…

貴女「………………」

重たくなった瞼を開けば知らない天井が見えた

「………ﾊｧ……ｯ…」

隣から苦しそうな乱れた呼吸音が聞こえ体を起こして顔を向ける

……………気を失うまで、一緒にいた子だ

良かった……守れて