底辺妖怪の少女は

24話　フウカside ページ27

ケータ「最近大ガマと土蜘蛛の様子はどう？」



友達であるケータと世間話(？)をする。



フウカ「相変わらずよく喧嘩するよー。止めるの大変でさー。」



ウィスパー「フウカさんはいつも止め役ですしね…。」



これでも一応元祖軍。



オロチとは基本的にいつも一緒にいるしね。



…でも最近オロチの様子がおかしい。



気付いたらいなくなってることとかあるし…。



オロチ「ケータ。」



フウカ「あ、オロチ。」



ケータ「どうしたの？…って、Aがいない!?」



A？



…あぁ、さっきケータと話していた妖怪か。



オロチ「帰った。」



ケータ「そんなあ…。」



オロチ「…友達になる気は全くないから、二度と話しかけないでください。」



フウカ「？」



オロチ「だそうだ。」



ケータ「！…そっか。」



悲しそうな顔をするケータ。



…ケータのそんな顔、見たくないなぁ…。



フウカ「放っておいて欲しい時とかもあるって！ケータが気にする必要ないよ！」



ケータ「フウカ…ありがとう。」



そうそう！



ケータは笑ってた方が絶対いいよ！



オロチ「私はそうは思わない。」



ケータ「え…？」



オロチ「話してる最中に他の奴の所へ行かれる気持ち、分かるか？」



ケータ「…！あ…。」



オロチ「…フウカ。私は先に帰るぞ。」



フウカ「…うん。」



ケータが悲しそうな顔をしている。



…私、あの妖怪嫌いだな…。









＊

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