空に住む【オロチ】

エピローグ ページ10

温かい感覚がした。



この間までずっと側に感じていた温もり。



オロチ「…A。」



空を見上げる。



…Aが大好きだった、この空。



きっと今…Aはそこにいる。



…もっとたくさん話がしたかった。



色々な場所に行きたかった。



…ずっと側にいたかった。



伝えたい言葉はたくさんある。



その中でも一番伝えたかった言葉。



…A。



今までずっと、様々なことを教えてくれて、



オロチ「ありがとう。」



直接伝えたかった。



『私のほうこそありがとう。』



…ああ、A。



お前はそこにいるんだな。



…A。



私はお前のことが大好きだった。



家族より、友達より…誰よりも。



ずっとAのことを愛してた。



オロチ「A…愛してる。」



…ありがとう。



『いつまでも、愛してる。』









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…泣きたくなったら、空を見上げよう。









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そこには、世界で一番愛してるAがいるから。









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fin.









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