【刀/剣乱.舞】桜散る時貴方と【薬.研藤.四郎】 (ページ2)

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一刀目ページ2

西暦2205年、時の政府は過去へ干渉し歴史改変を目論む「歴史修正主義者」に対抗すべく、物に眠る想いや心を目覚めさせ力を引き出す能力を持つ「審神者」(さにわ)と刀剣より生み出された付喪神「刀剣男士」(とうけんだんし)を各時代へと送り込み、戦いを繰り広げる。

そして、一人の少女が新たに審神者として選ばれた。

加「俺、加州清光。川の下の子、河原の子ってね。扱いにくいが性能はピカイチ、いつでも使いこなせて可愛がってくれて、あと着飾ってくれる人大募集してるよ。」

「えっと、初めまして私は桜花A。この本丸の大将よ。女の大将は私が初めてだけど、ほかの大将に負けず劣らずあなた達を勝利へ誘うつもり。
まだまだ分からないことがあるけど、これから経験を積んで頑張っていきたい。
よろしくね！」

私が最初に選んだ刀は加州清光。
扱いにくい刀と言われるけど、私が彼を選んだ理由は単純明快。

加「へぇ...俺は別に主が女だろうと気にしない。
むしろ、俺が女主の初めましてになれるなんて光栄ね。」

加州が着飾ってもらうのが好きなのは風の噂で聞いていた。ということは、女大将の私を受け入れてくれるだろうと予想したから。

「ふふっやっぱり予想通りね。」

加「え？」

「加州は私を受け入れてくれると思った。
これで加州に舐められたらどうしようかと思ったけど、無駄な心配だったわね」

加「...ふっ正解。俺は主を女だからって舐めたりしない。
俺の心はただ一つ、生まれたからには生みの親の主に慕い従う。ただそれだけ。期待してるよ、主」

「私だけじゃ出来ないことも多い。サポートよろしくね。
さっそくだけど、時間差行軍のお出ましのようね。」

私の元に緊急出陣の命が来る。

加「そう、俺の初陣ね。」

「加州、よろしく頼むわ。...決して無理はせず。」

加「えぇ、分かってる。では主、行ってきます。」

そう言って加州は歴史を守るべく出かけていった。
しかし、結果は加州は怪我を負って帰ってきた。

加「ごめん、主」

「謝らないで。むしろ、折られず帰ってきてくれてありがとう。今は手入れをして傷を癒して。」

やはり、早く新しい刀剣を誕生させなくては。
私は加州を手入れしている間に鍛刀場へ向かう。

私は鍛刀を開始した。
「...さっそくだけど、使ってみよう。」

私はたくさん貰った手伝い札を早速使い刀剣の誕生を早めた。
桜が舞い散り、刀剣が誕生した。

薬「薬研藤四郎だ。」