今も、昔も。4…shp ページ35
俺たちが互いに想いを伝えた時、
空から降ってくる白くて冷たい雪。
目の前には、キラキラと光る大きなクリスマスツリー。
そして、時刻は12月25日の午後1０時過ぎ。
そう、今日はクリスマス。
shp「えっと…その…。
A、俺と付き合ってください…！」
今の俺の顔は林檎みたいに赤いだろう。
Aには見えていないといいが、
きっとこのツリーの光で見えているんだろう。
『…はい…！
…今年はいい、クリスマスプレゼント貰ったなぁ…』
shp「それは、俺も同じです。
Aという、最高のプレゼントを貰ったから。
…これからは、一生離しません。
―――覚悟、してくださいね？」
そう耳元で呟くと、林檎みたいに赤く顔を染めたA。
お互いが吸い込まれていくようにキスをする。
この大きなクリスマスツリーに永遠を誓うように見せつける。
そして、お互いに笑い合った。
----------
『ねぇ、何考えてるの？』
shp「俺達が付き合い始めた時のこと。」
だからそんなに怒らないで、そう伝えると少し照れたように、ごめんねと言われる。
目の前にいるのは真っ白なウエディングドレスを着た、あの頃から何一つ変わらないA。
だけど、唯一あの頃から変わるのは、Aの名字が変わること。
あの日からちょうど1年後。
あの大きなクリスマスツリーの前で
俺はAにプロポーズをした。
結果はOK。
嬉しくてギュッとAを抱き締めると
おずおずと抱きしめ返される小さな手。
幸せを噛み締めていると見知った人達に冷やかされる。
shp「ちょっ…！いつからいたんですかクソ先輩…！」
kn「んー、ちょっと前からかなぁ。あとクソは余計や！」
クソ…コネシマさんを始め、大先生、ロボロさん、ゾムさん…などなど、揃いも揃ってここに集まっていた。
もちろん、あの時"行ってこい"と言ってくれたグルッペンさんもいる。
皆、冷やかしに来たのか、祝福しにきたのか、はたまた羨ましがりにきたのか…
よく分からないが、クソ…コネシマさんはなんか嘆いているな、何を嘆いているのか分からないが。
そんな出来事がつい最近あって、今日は結婚式。
Aの友達はもちろん、我々だのメンバーもその他の実況者さんも嬉しいことに来てくださっている。
今日はたくさんの人に祝福される、そんな素敵な一日。
あの日はクリスマスツリーの前で、
今日はたくさんの人がいるこの教会で、
俺達は誓いのキスをした。
shp「愛してます。これからもずっと。」
『私も、だよ。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
我々だ大好き(プロフ) - コネさんの大好きな歌なので感動しました…！ (2019年6月24日 17時) (
レス) id: c0892606ed (このIDを非表示/違反報告)
月 - シャオロンのやつがなぜか泣けた！ (2019年5月25日 20時) (レス) id: 235ab58054 (このIDを非表示/違反報告)
みおう(まふそら)(プロフ) - 仁菜さん» ありがとうございます！！この作品でそう言ってもらえるとは思っていなかったので凄く嬉しいです！更新速度は亀よりも遅いですが、これからも頑張ります！！ (2018年12月10日 1時) (レス) id: 3b075dcde1 (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みおう | 作成日時：2018年9月30日 22時
