幼なじみから4…os ページ31
os「…で、言いたいことってなんや。
…あ、今炭酸ないけど何飲む？」
『マンちゃんと同じものでいいよ。』
そう言って出されたものはやっぱり紅茶。
あの時から変わらないね。
『ありがとう。
あの…ね。黙って上京したり、帰ってきたりしちゃってごめんね。
たくさん心配かけちゃった…よね。』
語尾がどんどん小さくなっちゃったけど聞こえたみたいで。
マンちゃんは紅茶を一口飲んで、静かに言った。
os「そりゃあ、めっちゃ心配したで。
なんで何も言わずに上京したんや、って。
一回も帰ってこうへんし。
まあ、Aなら心配せんでも大丈夫やろって思ったけど、
ずっと一緒やとちょっと離れただけでも心配になるんやなぁ…。」
そう言うマンちゃんは少し寂しそうな顔してた。
とても心配かけていたんだ、と反省。
『ほんと、マンちゃんごめんね。
私、離れて初めて気づいたの。
今までマンちゃんにどれだけ助けられていたか。
今までマンちゃんがどれだけ大切だったのかも。
…それから。』
マンちゃんのこと好きなんだってことも、と小さく呟く。
まさか、こんなにすんなりと好きだって言ってしまうなんて。
恥ずかしい。顔が赤くなるのが分かる。
チラッとマンちゃんを見ると、マンちゃんも顔が赤くなっていたように見えた。
os「…なんで、俺が言いたいことをいつもAは先に言っちゃうかなぁ…
そういうとこ、昔と全然変わってへんな。」
マンちゃんはそっぽを向いて呟いた。
あの頃のマンちゃんみたい。可愛いJKみたい。
そんなこと考えていると
os「なぁ、A。俺からも一つ言わせてや。
俺もな、Aのこと好きやねん。
Aが俺の事を好きになる前から、ずっと。
Aが俺の事好きなら、両思いってことでええよな？
…俺と、ずっと一緒にいてください。」
マンちゃんも私のことを好きだったなんて。
嬉しすぎて涙が出てきた。
『…はいっ…！』
os「…泣かんとってや。涙はAに似合わへんで？」
そう言われても、涙は止まることは知らなくて。
恋人となったマンちゃんにギュッとされた。
os「もう一生、離さへんから。覚悟しとき？」
『私もっ…マンちゃんから離れる気はないよ…！』
やっぱり、マンちゃんはマンちゃんだ。
何年経っても変わってなかった。
かっこよくて、可愛い、私の幼なじみ。
いや、幼なじみから恋人、だね。
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我々だ大好き(プロフ) - コネさんの大好きな歌なので感動しました…！ (2019年6月24日 17時) (
レス) id: c0892606ed (このIDを非表示/違反報告)
月 - シャオロンのやつがなぜか泣けた！ (2019年5月25日 20時) (レス) id: 235ab58054 (このIDを非表示/違反報告)
みおう(まふそら)(プロフ) - 仁菜さん» ありがとうございます！！この作品でそう言ってもらえるとは思っていなかったので凄く嬉しいです！更新速度は亀よりも遅いですが、これからも頑張ります！！ (2018年12月10日 1時) (レス) id: 3b075dcde1 (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みおう | 作成日時：2018年9月30日 22時
