またね。2…sha ページ25
俺たちが住むここは海街。
赤く錆びてしまった、今はもう使われていないこの線路に沿って歩く。
俺たち二人は互いに見合って"幸せだね"って嘘を吐いて。
Aがニコッって笑う姿を可愛いと思いながら手を繋ぎ、歩く。
そんな俺たちの目線の先にある遠くにある島から陽が昇り始めている。
こんなにも愛しているのにAのことを愛しきれない。
もっともっとAを愛さなきゃ、可愛がるんだって。
そんなことばかり思ってしまう。
Aが泣くと俺もつられて泣くんだ。
そんな俺は弱いことなんて知ってる。
俺一人じゃ生きていけないくらいに俺は弱い。
sha「Aの代わりなんてどこにもないから。」
『私もシャオちゃんの代わりなんてどこにもいないよ。』
sha「俺の特別な人はAだけだよ。」
『私も、だよ。』
そんなこと言って、互いに確認しあった日もあった。
俺は確認し合う度に安心するんだ。
自己暗示をするかのように確認し合うことは、俺にとって大切なことだから。
俺たち二人に明日がないことなんて
もうずっと。ずっと。
誰にも知られないために隠してしまおう。
俺がここからいなくなった後に
残される君のことを思って
何かを届けたいけど、それがなかなか見つからない。
今でもずっと探してるんだ。
sha「元気でいるか？」
sha「笑顔は枯れてないか？」
sha「俺がいなくなった後、俺以外の他の奴を愛しているか？」
ずっと。
来るはずがない君との幸せな日々を密かに願ってた。
だけど俺は、そんな夢物語に鍵をかけて、心の奥にしまったんだ。
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我々だ大好き(プロフ) - コネさんの大好きな歌なので感動しました…！ (2019年6月24日 17時) (
レス) id: c0892606ed (このIDを非表示/違反報告)
月 - シャオロンのやつがなぜか泣けた！ (2019年5月25日 20時) (レス) id: 235ab58054 (このIDを非表示/違反報告)
みおう(まふそら)(プロフ) - 仁菜さん» ありがとうございます！！この作品でそう言ってもらえるとは思っていなかったので凄く嬉しいです！更新速度は亀よりも遅いですが、これからも頑張ります！！ (2018年12月10日 1時) (レス) id: 3b075dcde1 (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みおう | 作成日時：2018年9月30日 22時
