幽霊の君4…em ページ23
『さようなら、エーミールさん。
どうか、お元気で…。』
そう言って消えるAちゃん。
そのAちゃんがいた場所の足元には、Aちゃんがずっと大切にしていたキーホルダー。
私はそれを拾い上げると同時に、出てくる涙。
やっぱり、Aちゃんがﾀﾋんだのは本当だったんだ。
数日後。
外に出ると私が初めてAちゃんと会ったあの日のように急に雨が降り出した。
傘をさして歩いていると、走ってくる少女。
その姿には、見覚えがある。
あの日のAちゃんと同じ格好だから、だ。
その少女が私の横を通り過ぎる時、Aちゃんの、
清潔感のある石鹸の匂いがした。
振り返ってみても、何もいない。
あぁ。そういうことか。
em「きっと、私に会いに来てくれたんですね。
私はもう、心配しなくても大丈夫ですよ。
キーホルダー、ずっと大切にしますね。」
私はさっきまでさしていた傘を道に置き、折りたたみ傘をさして帰った。
もしかしたら、Aちゃんが使ってくれるかもしれない。と、
ありえないことを考えながら屋敷に向かった。
彼の後ろには、彼の傘をさして嬉しそうに歩く少女の姿があった。
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我々だ大好き(プロフ) - コネさんの大好きな歌なので感動しました…！ (2019年6月24日 17時) (
レス) id: c0892606ed (このIDを非表示/違反報告)
月 - シャオロンのやつがなぜか泣けた！ (2019年5月25日 20時) (レス) id: 235ab58054 (このIDを非表示/違反報告)
みおう(まふそら)(プロフ) - 仁菜さん» ありがとうございます！！この作品でそう言ってもらえるとは思っていなかったので凄く嬉しいです！更新速度は亀よりも遅いですが、これからも頑張ります！！ (2018年12月10日 1時) (レス) id: 3b075dcde1 (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みおう | 作成日時：2018年9月30日 22時
