幽霊の君3…em ページ22
『…さん。…ミさん。…エミさん！！』
そう言って起こされた私。
目の前にいるのは、Aちゃん。
ほら、やっぱり生きてた。
葬儀なんて、私の夢だったんだ。
そう思っていたのに。
『お礼を言いにきたの。
今までありがとうございました、エミさん。』
『ずっと騙しててごめんなさい。』
そう言われて頭が混乱した。
ありがとう？騙してた？
em「どういうこと…ですか…？」
そう訪ねると、悲しそうに笑って呟くように言った。
『エミさんと初めて会った時から、
私は既に幽霊でした。
そして、私はこの世に未練がありました。
その未練は、このお屋敷に入りたかったってことでした。』
広いお屋敷の中を探検したかった、それが私が最期に思った願いです。と、
Aちゃんが言うと目からキラリと光るものが伝った。
『私は、このお屋敷に入ることが出来て、
エミさんと仲良くなれてすごく幸せでした。
出来ることなら、私が生きている時にエミさんと会いたかったです…。』
そう言って笑う彼女は、だんだんと透け始めていた。
タイムリミットが迫ってきている、
それは混乱した頭でもすぐに理解することができた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
我々だ大好き(プロフ) - コネさんの大好きな歌なので感動しました…！ (2019年6月24日 17時) (
レス) id: c0892606ed (このIDを非表示/違反報告)
月 - シャオロンのやつがなぜか泣けた！ (2019年5月25日 20時) (レス) id: 235ab58054 (このIDを非表示/違反報告)
みおう(まふそら)(プロフ) - 仁菜さん» ありがとうございます！！この作品でそう言ってもらえるとは思っていなかったので凄く嬉しいです！更新速度は亀よりも遅いですが、これからも頑張ります！！ (2018年12月10日 1時) (レス) id: 3b075dcde1 (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
仁菜 - すごく好きです泣きました (2018年12月9日 0時) (レス) id: 579ea2128a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みおう | 作成日時：2018年9月30日 22時
