検索窓
今日:37 hit、昨日:9 hit、合計:57,446 hit

Hug me.13 ページ13

.




ギュッ。


そんな擬音が似合うような抱擁。

刹那、つい数日前の感覚を思い出す。





「北先輩、どうですか!!私のこと思い出しましたか!!!」


「...すまん。」


「ガーン!!そんなぁ...」




自信満々で聞いた自分がちょっぴり恥ずかしい。




そっかぁ。思い出さないかぁ。


因みに私は色々思い出しましたよ。覚えてたけど、更に思い出しましたよ。


やっぱり北先輩暖かい。






「すみません、急に来て急に訳分からんこと言うて。」


「いや、俺こそごめんな。力になれんくて。」


「いいんです、8割ぐらい私が悪いので。」



残り2割は誰が悪いかって?

私を部活に連れてきた銀くんです。



まぁなにはともあれ、北先輩が突然やってきた名前も知らない私にも優しくしてくれる人だって改めて知れたからいいの。

思い出してもらえなかったのはやっぱりちょっと...ショックやけど。





「あっ、そういえば。私汐田Aて言います!!覚えておいてくれませんか!!」




そうだ、せめて名前だけでも
名前だけでも覚えててくれれば!!!






「綺麗な名前やなぁ。」


「えっ。」


「覚えとく。またな。」


「えっっっ。」




北先輩、最後にそれはズルイですよぅ。



何回私のドキをムネムネさせれば住むんです、今度からムネムネさんって呼びますよ。





「っ〜銀くんはよ帰ろ!!!」


「お、おいちょお待いや!!!」




林檎みたいに赤くなった顔がみっともなくて北先輩に見られたくなくて。


急いで駆けて、少し冷えた夕方の空気に冷ましてもらいに行く。



.

Hug me.14→←Hug me.12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
203人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 北信介 , 無色猫
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

lemonade066(プロフ) - 続編出てますか? (2022年1月2日 23時) (レス) id: 66d7fc9173 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - そうだったんですね! マジですか! 楽しみに待ってますよ〜♪ (2020年4月25日 0時) (レス) id: e1da6f24a3 (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - あーちゃんさん» こんばんは。続編、諸事情によりまだ用意できておりません‥‥ですがもうすぐ用意できるので少々お待ちいただけるとありがたいです!面白いと言ってくださってとても嬉しいです! (2020年4月24日 23時) (レス) id: 2fb3066e52 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 続編のお知らせとありますが、続きがページ貼ってません。 まだでしたら、お知らせした方がいいですよ。 とても面白いので。 (2020年4月24日 23時) (レス) id: e1da6f24a3 (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - 柴乃さん» おばあちゃんっ子北さん可愛いですよね!!!!夢主の性格に似てるんですか、びっくり!!更新遅くて申し訳ないです、頑張りますね!! (2018年10月6日 19時) (レス) id: 44bca1b265 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:無色猫 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月26日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。