私は貴方に愛されたい (ページ9)

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9.予想外ページ9

you side

、、、、えっ、？

思わず声が出てしまった。

画面に表示されている名前それは、

「なんで、？なんで翔太先輩が、？」

まったく予想外の人物に驚き、先程のドキドキとは違った動悸のような胸騒ぎのような、なんとも言えない感覚に襲われながら大きく息を吸ってなんとか落ち着きを取り戻そうとした。

それにしたって今何時だと思ってるんだ。

こんな時間に何の用だって言うのよ

そうして震える指先で通話ボタンをスライドした。

何年ぶりだろうか翔太先輩と話すのなんて。

「もしもし……？」

渡「もしもし？A？久々じゃん。」

「お久しぶりです。、、、えっとなんで、こんな時間にてかなんの用ですか突然」

聞きたいことがあり過ぎて一気に沢山聞いてしまった。

渡「なんでそんな慌ててんだよ笑」

「だって急に電話かけてきて」

渡「まぁそれもそうか笑お前変わってねえな」

「なんですかそれどう言う意味ですか。そんなこといったら翔太先輩だって全然変わってないです。悪い意味で。」

渡「失礼だね〜」

「それで要件なんですか。」

渡「あー、あのさ今ふっかといるんだけど」

「、、、、辰哉、くんと、？ですか、、？」

渡「そーそー、それでさぁ」

予想外の人物からの電話に予想外の人物の名前

その後の内容なんてほとんど放心状態で聞いてたから
なんにも覚えてないや。

それでなんて返事したかも自分ではその時わかってなかったんだ。