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8.夢のまた夢 ページ8
you side
突然はっと自分が物思いに老けていたことに気づく。
そうだ、、私夢のこと考えてて、
随分と昔のことを思い出していたようだった。
随分と昔の幸せな思い出
、、、、
「会いたいよ、辰哉くん、、、」
そう1人の狭いこの部屋で誰にも聞こえないこの部屋で呟いた。
深澤辰哉。この人との出会いが私の全てを変えた。
きっとそうに違いない。
いま思い出しても涙が出てくる、苦しいよ辰哉くん。
感傷に浸り思わず涙が溢れてくる。そんな中
〜♩
携帯の着信音がなる。
誰だよこんな時に、てか今何時だと思ってるんだよ。
そう思いながらももしかしたらあの人かもしれないと
夢占いの検索結果を真に受けてしまっている自分が、バカバカしいのは分かってる。
期待してもいいことなんて無い。期待するだけ馬鹿を見るのをわかっていながらもどこかでもしかしたらと期待をふくらませる私は誰がどう見てもばかだ。
期待しちゃいけないという気持ちと期待してしまう矛盾だらけの精神状態の中
下向きだった画面を恐る恐る私に向ける。
心臓が煩い。どうしてだろうか、いつもはこんなにもドキドキなんてしないのに、、
その画面に移る人物は、
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作者名：nonka | 作成日時：2023年7月20日 0時
