私は貴方に愛されたい (ページ4)

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4.発見ページ4

そうそれは、出会うなんて素敵な言葉ではなく
いうならば発見と言ったところだろうか。

私は人目見て釘付けにされた。どう考えたって異様なのだ。

サッカー部というのに透き通る白い肌に華奢な体

ボールを蹴る度にサラサラと揺れる茶色い髪

彼を発見した時の衝撃と言えば雷に打たれたとかそのレベルじゃない。

八尺様に魅入られたとでも言うべきだ。そうだ、

…………

彼に魅入られて気を取られている中で環奈のキャーキャーという声が聞こえる

環奈「ねぇ、Aってば！！ねえ！聞いてる？？
あそこにいる紫のビブスの人カッコよくない？」

って耳打ちしてくる環奈

それにきづいた雪さんが

雪「あ！あんた達もしかして気になるんでしょ深澤くん笑」

A「深澤くん……？？」

雪「そーよ！そこにいる白もやしよ！紫のビブスの笑」

そんなにわかりやすい顔をしていたのだろうか

まあ環奈はキャーキャーと騒いでいたけれど

雪「おーい深澤！ちょっとこっち来て！」

深「えー？なぁに雪さん、ちょっと待ってねぇ」

そういいながらゆっくりと気だるげに歩いてくる彼から目を話せなくなってしまった。