私は貴方に愛されたい (ページ3)

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3.勧誘ページ3

past you side

そうあれは高校に入りたての頃の話し。

環奈「ねぇねぇAはさなんの部活入るか決まった？」

A「え〜なんも決めてないよ〜笑てか部活入るの？
だってバイトしたいじゃん？
高校生になったんだからいっぱい遊びたいし」

環奈「いやそうだけどさぁ、、、ってかまってあのさ
入る気はないんだけど野球部見に行きたい！！」

A「野球部？？笑まぁいいけど知り合いでもいるわけ？」

環奈「いないけどさぁ、なんもすることないじゃん？」

A「まぁそうだけどさぁ〜、、」

無論。私は野球のルールなど更々しらないので全く興味もない。しかし高校に入りできたこの友達の言葉を断るほどの勇気も無いのだ。

環奈の誘いも断れず渋々グラウンドに出ると

環奈「……………………」

A「…………………………」

環奈「野球部いないね。」

A「今日部活休みみたいね、、、」

環奈お目当ての野球部などはいなかった。
最悪だ。何が最悪って私の通う学校は田舎でありなにより田舎すぎて交通の便が悪い。電車は1時間に1本しか走っていないから帰るにも帰れないのだ。

……………………

二人の間にきまづい空気が流れる。それもそうだ。高校に入る前の受験日私から声をかけたこの美少女とは入る前から連絡を取り仲はいいがなんせ出会ってから2ヶ月も経っていないのだからまだぎこちない。

？「ねぇねぇ、貴方達1年生？？？」

私たちの背後から飛び抜け明るい低めの女の声が聞こえた。

環奈「はい。そうですけど……」

？「ちょっとうちの部活来てよ笑すぐそこ！」

この勧誘が私の全てを変えてしまった。