ただ・・・好きなだけ。 (ページ4)

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寿嶺二ページ4

「Aちゃんーっ！大好きー」

私のたった一人の幼馴染嶺二は、よくこう叫んで私に抱き付く。それも公衆の面前で。。。

「もう、やめてよねー」

わたしは、恥ずかしさを込めて嶺二を自分で引きはがす。

胸板を押してみたり、ぽかぽか叩いてみたり。。。何分経っただろうか、ようやく離れてくれた。

「もー。やっと離れた～。」

そういうと彼はさわやかにニカッと笑った。

不覚にもときめいてしまったことは、彼には秘密。

「ねえーねえーAちゃんー？」

突然かわいらしく私の名前を呼び彼は、とても何かを聞きたそうだ。。。

「なーに？」

彼と同じくらいのテンションで、照れていたことを隠すように答えた。

するととつぜんかれとわたしのおでこがつながった。。。

「Aさーさっき照れたでしょー？隠せてるつもりなんだろうけど、ぜんぜんだよ。でも、おれは、そんなドジな君も、少しいたずら好きな君も、照れてることを隠してる君も、ばれてくしゃっと笑うキミも、全部、ぜーんぶ

大好き。」

おでこをつけて、彼と至近距離。キスしようとすればとどく距離の中彼は、私に・・・・・