18話 ページ19
亜嵐side
バーベキューが終わった後、
夜遅くなって、みんな帰り始めた。
貴「じゃあ亜嵐、先帰るね！」
「おう、気をつけて帰れよ？」
貴「分かってるよ！今日はみんなありがとう、また明日、学校でね！」
龍「じゃあなーー！」
玲「またね〜」
俺はちょっと用事があって、Aと一緒に帰らなかった。
涼「亜嵐、そこまで一緒に帰ろうよ。」
「……ああ。」
龍友と玲於に見守られながら、俺たちは歩き始めた。
ちょっと歩いたところで、涼太が口を開いた。
涼「今日さ、Aすっごく可愛いくて、びっくりしちゃったよ〜」
「…そう…なんだ。」
涼「うん！すっごいドキドキしちゃってさ…よく話せなかったなぁなんてw」
そう、嬉しそうに話す涼太。
もう無理だよ…限界だよ…これ以上耐えられない！
「涼太、言っただろ？俺はもう協力しない、したくないんだよ。」
涼「分かってるよ！だけど、話すくらいいいじゃないか…「分かってねーな！」 え…」
「気に入らねーんだよ、そのドキドキってやつもさ！！」
やべ…言いすぎた…。
涼「ごめん、亜嵐好きな人とかいないから、鬱陶しいよね…。」
違う…そうじゃない…この際、全部言ってやる！
「…好きなんだ！Aのことが！」
涼「…えっ？」
「涼太に気を使ってずっと…隠してた。でも、もう隠さない！悪かったな…友達だったのに、隠してて。だけど、もうライバルだから。」
涼「…えっ…！？ちょっと待ってよ…」
「俺の中では、涼太は友達だ。でも今日からは、ライバルとして接する。
もう自分の気持ちに…嘘付きたくない。」
涼「だから待ってよ…！俺はずっと…亜嵐の友達だよ…？」
「ああ。でも、もうそうじゃない。」
涼「そんなっ…何で…嫌だよ…！」
「涼太！早く決めろ！このまま、Aを諦めるか、俺とライバルになるのか。」
涼「…っ…。分かった、ライバルだな、今日から。」
「おう。」
涼「絶対譲らない。」
「…こっちのセリフだ。」
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作者名：みっぷー | 作成日時：2018年8月19日 16時
