擬人化した美しい猫【川西太一】

03:Kirschbaum ページ3

「川西太一！貴方、覚えてなさい！」



あー！もう、うぜぇぇ！！

俺は散々悩んだ挙句、やけくそになって
鍵を開けて女を玄関に無理矢理引き入れた。



「何よ痛いじゃない！貴方本当強引ね！」


「どうでもいいけどさ！
ちょっと、君のこと教えてくれない？」


そんな俺を冷ややかな目で見た後
ため息をついて女は言った。


「言ったでしょ。私はA。
猫様なの、偉そうにしないで頂戴。」


.


俺はA...を置いてリビングに向かう。

しばらく放置して俺が頭を冷やそう_。

すると、黙って後ろから付いてきたA。

つか...可愛いことするくせに、
また偉そう今度はソファに座った。


.


寛ぐAに問いかける。



「君、どう見ても人間だよね」


「そうよ、擬人化したもの」


「ほっ.....」



擬人化？俺は素早く検索した_。


その結果、

多分コイツは本当に猫...なんだろうけど、
何故か人間の姿になってるという...。

ほう、全くもって意味不明だ。



「いくつ？」


「80よ」


「！？」



いや、どう見ても...未成、年。

とうとう俺の脳味噌は台風に襲われた。


.


「人間の年齢に例えたらね。
猫の姿では80だけど、人間の姿だと16だわ」


「猫って16年で80歳なんの？」


「そうよ。だから擬人化したの」


.


そのこじつけは可笑しい。

04:Kirschbaum→←02:Kirschbaum

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す