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Aは15分程で解体を終わらした。スマホが入っているのとは反対のポケットから煙草を一本とライターを取り出し口に咥える。
口から出た紫煙はモクモクと上へ登っていく。そこへドタバタとやってきたのは警察学校時代の同期である萩原研二とその他の隊員だった。Aは吸っていた煙草を携帯用の灰入れの中に入れてポケットにしまった。
「Aちゃん何でこんな所に居るんだ?」
「萩原こそ何で……。私、電話したっけ。」
「電話?なんの話だ……。とにかく此処に爆弾を仕掛けたっていう連絡が入ったから来てみたんだ。Aちゃんは部屋で待っててよ。すぐ終わらすから。」
Aは、バチンとウィンクを決める萩原に少々申し訳無いと思いつつ先程解体を終えた爆弾を指差した。
額に手を当てて「あちゃー」と呟く萩原を見てやらかしたかなとも思ったAだったが部署の役割をきっちり守り人の命を無くすより担当外でも人の命を守る事が大事だからと、考え直す。
「Aちゃんが解体しちゃった感じ?」
「ええ、なんせ残り時間が少なかったしトラップも多かったから5分以内での解体は不可能だと判断した。始末書とかならなんでもするから安心して。一応私担当外のことしちゃったから……。」
「分かった、じゃあ解散しよ。」
PULLPULLPULL……。
静かになっていたフロアにスマホの着信音が鳴り響く。萩原がスマホを取り出し電話に出た途端とてつもなく大きな怒鳴り声が聞こえてくる。萩原はスマホのスピーカを押しAにも聞こえる様にセットした。
「萩原――――何のんびりやってんだ!!さっさと
相手は萩原の幼馴染みかつAの同期の松田陣平だった。
「まぁまぁ、そうガナリなさんな。それよりもうそっちは終わったのか？」
「あの程度なら……」
「3分もありゃ充分だ。だろ？」
「チッ。それよりお前防護服は着てるのか？」
「あんな暑っ苦しいもん着てられっか。しかも……」
「馬鹿野郎死にてぇのか。」
「最後まで話を聞けって……爆弾は解体してある。解体したのは俺じゃなくAちゃんだけどな。」 「はぁ⁉」
松田の間抜けな声が最後、電話は萩原によって強制的に切られた。)
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明里香(プロフ) - 35話、意識は底でじゃなくて、意識はそこでです。 (2022年9月10日 20時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
藍愁(プロフ) - 明里香さん» 教えてくださり有難うございます。修正しました。 (2022年9月10日 11時) (レス) id: be748264db (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 35話、ただなだけすをって何ですか。 (2022年9月7日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話、いらっしゃら無いじゃなくて、いらっしゃらないです。無いと漢字にはしません。いらっしゃらないで一単語です。 (2022年9月7日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 21話、必要なは無いからじゃなくて、必要は無いからです。 (2022年9月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱 | 作成日時：2022年1月28日 17時
