冷たい夫婦

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12時45分くらいに家について、順番にお風呂に入る。私がお風呂から上がればソファの上で救急箱を漁る陣平。その手には包帯が握られていた。







職業柄怪我することがしょっちゅうなので常に家にある包帯。




「腕。」





巻いてくれるのだろうと、腕を出せば消毒をして丁寧に巻いてくれる。手先が器用なだけあり見た目が綺麗に仕上がるから腕を出すような夏場でも大して目立たない。






「ありがと。」






ポタポタと水が垂れる髪の毛を軽くタオルで拭き直しドライヤーで乾かしていると救急箱を片付けて床に寝転ぶ陣平。体が痛そう……。私はベットじゃないとなかなか寝付けない、正確に言えば寝れるけど次の日身体が痛くなるのが気になって眠れない……。






時刻はもう、夜中の2時。流石に眠い……陣平の方を見ればウトウトしているようです目が閉じたり開いたりしている。





「先にベット行ってなよ。」



「ああ。」





と言いつつも動く気配のない陣平。髪の毛が乾きドライヤーを直してからもう一度陣平の方を見れば、立って私を見ていた。待っててくれたのか……。





リビングの電気を消して寝室に入り私達は泥のように眠った。今日はいろいろあり過ぎた。







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