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エレニカは側にいたジャック・オ・ランタンの名前を呼ぶ。



「グリゴーリー」



名前を呼ばれた人物は観念したように被り物を取り周りの仲間に声をかける。次第に皆被り物を外して行き残るは一人となった。高木に銃を突き付けたジャック・オ・ランタンだ。グリゴーリーと呼ばれた男が「ドミトリー」と名前を呼ぶ。すると忌々しそうに被り物をとり床に投げ捨てた。






「我々は独自にプラーミャの追跡を行っている」



なる程ね、とAは納得した。彼等は民間人の集まり、その為入手出来る情報も限られていて、松田が昏睡状態の事を知らなかった。それに加え電話が掛かってきた時から気になっていた自分の事だけフルネームの理由も理解できた。恐らく、自分が警察官になった事を知らなかったのだ。




「事情は分かった。それで俺達に何をしろと」


高木が尋ねるとドミトリーが再び銃を向けた。


エレニカは高木に歩み寄りノートとペンを渡し、プラーミャの爆弾について教えてくれと頼んだ。そしてAにはプラーミャとの戦いでの弱点を教えてくれと頼まれた。



「あなたは3年前プラーミャの爆弾を解除している。爆弾の特性を掴めば、奴がどこにそれを仕掛けるか事前に予測できる。そして西宮Aはプラーミャと戦っている。弱点さえ分かればこちらは数で勝つ事ができるのだ」




「警察に協力する気は?」


「警察は信用していない」



エレニカは鋭く言い放つ。その様子を見たAは少しだけ息を付き尋ねた。



「ひとついいかしら。警視庁の前で亡くなった彼もあなた達の仲間なの?」



「彼は私の兄オレグだ」











長らく更新停止してしまいすいません。これからまた更新していくつもりなのでよろしくおねがいします。

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ユナ(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございます!!更新がんばってください!!! (2023年2月2日 18時) (レス) id: 8b44c4626c (このIDを非表示/違反報告)
藍愁(プロフ) - 明里香さん» 教えてくださり有難うございます。修正しました。 (2022年9月10日 11時) (レス) @page6 id: be748264db (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 14話、大丈夫かですかじゃなくて、大丈夫ですかです。 (2022年9月7日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 12話、手をれたじゃなくて、手を入れたです。 (2022年9月7日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 7話、無くなりましたじゃなくて、亡くなりましたです。 (2022年9月7日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年5月1日 22時

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