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渋谷中央警察署の会議室で目暮は村中とクリスティーヌを聴取したあと1本の電話を入れた。
長い時間事情聴取を受けていたクリスティーヌはテーブルに片肘をついて頭をおさえている。それを見かねた村中が目暮に一言声をかけた。
「目暮。すまんがそろそろ帰らせてくれ。彼女が相当滅入ってる。」
「ああ、そうだな。」
電話を切った目暮はクリスティーヌに帰ってもらって結構です、と伝えた。村中に肩を抱かれ会議室を出て行くクリスティーヌを見送りながらもAは頭をフル回転させていた。
何せ、3年前のペストマスクが動き出したという予想が確信に変わってしまったのだから……。
「彼女には心のケアが必要かもしれんな。」
「そうですね。」
目暮と高木が会話していたところに佐藤の電話がなった。
「千葉くんからだわ。もしもし……」
電話に出た佐藤は「えっ」と声を出した青褪めた顔で電話を耳から離し、テーブルに置いた。そしてスピーカーのボタンを押した。
『もう一度言う。千葉刑事の身柄は預かっている。』
『無事に返してほしければ松田陣平刑事と西宮Aを連れてこい。』
その携帯からは変声機を通した無機質な声が聞こえてきた。その場にいた一同は「えっ」と顔を見合わせた。高木に至っては身を乗り出していた。
『目的は何だ。彼は無事なんだろうな。』
目暮が問い詰めるが『また連絡する』と一言残し電話は一方的に切られてしまった。
「連れて行きたくても彼は……」
テーブルに置かれた佐藤の携帯を見ながら目暮は呟いた。
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ユナ(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございます！！更新がんばってください！！！ (2023年2月2日 18時) (
レス) id: 8b44c4626c (このIDを非表示/違反報告)
藍愁(プロフ) - 明里香さん» 教えてくださり有難うございます。修正しました。 (2022年9月10日 11時) (レス) @page6 id: be748264db (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 14話、大丈夫かですかじゃなくて、大丈夫ですかです。 (2022年9月7日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 12話、手をれたじゃなくて、手を入れたです。 (2022年9月7日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 7話、無くなりましたじゃなくて、亡くなりましたです。 (2022年9月7日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱 | 作成日時：2022年5月1日 22時
