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家に帰ってこれたのは夜の11時を過ぎた時だった。玄関の扉をあけて靴を脱げばドタバタと聞こえてくる足音。途端肩にぎゅっと力が入った。
「お前今までどこ行ってた。」
『痛てぇよ。悪い言ってなかったか。私今探偵やってるから帰って来ない日もあるって。』
「聞いてねぇな。」
『マジか、まあ明日からは気にしないでくれ。』
「っ、気にするに決まってんだろ。」
小さな声で呟いた松田の声は私の耳まではっきりとは届かなかった。
しかしまあ、家って安心するよな。今日はどっと疲れた気がする。主に銀髪とベルモットのせいで。銀髪は妙な訓練をさせてきて何度意味があるのだろうと考えた事か。知れやしない。
ベルモットに関しては色々な質問を受けて答えるのに疲労が溜まった。
「おい、立花、立花、おいA。」
最後に松田が私の名前を呼んだような気がしたが私の瞼はそこで閉じきった。
ゆらゆら揺れながらまるで何かに乗っている様な感覚に陥る。嗚呼此処は夢か結構気持ちいいかもしれないな。
ぼんやりとした意識の中よく分からない安心感に包まれた
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たぬき - クローゼットになおしたは方言かと… (2023年3月28日 11時) (レス) id: 8598ef157b (このIDを非表示/違反報告)
藍愁(プロフ) - 教えてくださり有難うございます。修正しました。 (2022年9月10日 11時) (レス) @page17 id: be748264db (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話、自分のの事じゃなくて、自分の事です。 (2022年9月8日 7時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 19話、パティーじゃなくて、パーティーです。 (2022年9月8日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 18話、借りにもじゃなくて、仮にもです。 (2022年9月8日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍愁 | 作成日時:2022年4月22日 16時