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「帰ってたのか……。」
『連絡しただろ。』
怠そうに言う松田に素っ気なく返す。
『それより、女連れ込むのは自由だが私の部屋を勝手に使わせるな。いいか、泊まるにしてもお前の部屋を使え、お前の。一緒に寝りゃいいだろ。』
「んの話だよ。」
余程疲れているのか何時もよりも大きな声に少し身体がビクついた。だがここで松田がキレるのは可笑しい。私は無許可で部屋を使われた訳だし借りにも一緒に住んでるリビングが散らかったままだったんだ。怒る権利はあるだろ。
『だからさぁ、帰って来るなり部屋は散らかってて挙げ句自分の部屋無許可で使われてたらどうかって話だよ。カップの口紅くらい綺麗に拭えよ。』
最後の一言で私が何の話をしていたのか理解したのか「わりい。」と一言あった。
「でも、そいつは俺の母親だ。流石に母親と一緒に寝る趣味はねぇよ。布団無かったからしょうがなかったんだよ。悪い、それに仮にも人と住んでる家にお前が許してたって女連れ込んだりなんざしねぇ、しかも、やるなら外でやる。」
『そうか……。』
何だろうか、家に来ていた女が松田のお母さんだと分かった途端今までの苛々が少し軽くなった。確かに無許可で部屋使われた事に怒っていたのだがこのさいもうこれはそれ以前の問題だろ。
マジか。終わってんな私。ベル姐さんの言ってる意味帰って来て1日で分かっちまった。あんなに無いと思っていた奴を無意識に好きになってんなんて。
確かに、こいつは普通に格好いいしこの前の事件の時だって……。ヤベェ思い出したらきりがねぇわ。
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たぬき - クローゼットになおしたは方言かと… (2023年3月28日 11時) (
レス) id: 8598ef157b (このIDを非表示/違反報告)
藍愁(プロフ) - 教えてくださり有難うございます。修正しました。 (2022年9月10日 11時) (レス) @page17 id: be748264db (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話、自分のの事じゃなくて、自分の事です。 (2022年9月8日 7時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 19話、パティーじゃなくて、パーティーです。 (2022年9月8日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 18話、借りにもじゃなくて、仮にもです。 (2022年9月8日 6時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍愁 | 作成日時：2022年4月22日 16時
