Cherry blossom2 (ページ5)

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私の髪の毛は長い。そのままプールに入ると確実に濡れる。でもできるだけ濡らしたく無い私は頭の上でお団子をつくった。ピンが無かったからゆるゆるなのだけど……。そのままよりはマシだと思う。

準備ができた私とナタリーさんは一緒に更衣室を出て、5人組を探すがまだ来ていない。それにしても人が多い。

ナ「Aちゃんは誰と付き合ってるの？」

「私は誰とも付き合ってませんよ。」

ナ「あら？私てっきり誰かと付き合ってるんだと思ってたわ。」

「ここ数年彼氏なんていませんよ。ナタリーさんはどうして伊達と付き合ったんですか？」

質問すれば頬を紅く染めて、出会いを話してくれる。なんでも、ナタリーさんを伊達が助けたんだって伊達の行動ひとつひとつが納得できる話だった。恋話に花を咲かせている間に着替え終わった5人組が出てきていたので手を振って教える。

それに気づいた萩原がこっちを指差しながら教える。しかしまぁイケメンだな。口には出さないけど、周りの女はもう5人しか目に見えていなくてヒソヒソと話し声が聞こえる。ナタリーさんがいてくれて良かった、あの5人と私ひとりだったら周りからの視線が邪魔で遊べやしないだろうから。ふたりでも充分視線は邪魔なのだがひとりよりはマシだと思う。