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小さなヒーロー1【fj】 ページ10

《一生俺についてきて。》


先日そんなことをAに告げてから、
早々と日が過ぎ、今日に至る。



白いタキシードに身を包む俺。



「そう言えば、あの日もそうだったな。」




ふと、高校の頃のことが蘇る。






Aと付き合い始めた時、
付き合っていることが学校中に知れ渡り、

Aのクラスに女子がよく
見物しに来ていたらしい。


まぁ、キヨと仲良くしていたこともあり、
俺もそれなりにカッコよく見えたのか、
その俺とAが付き合っていることが

相当、おかしいと思ったのだろう。



Aはよく言っていた。



『女子にもね〜カースト制って
言うものがあるの。
私はね、カーストの下から2番目くらい。


だから、フジと付き合ってることが
おかしいって思われるんだよ。』



平然とカースト制の下から数える彼女。


そんなことないよ、お前はだいぶかわいいべ?


そう言ってやりたかった。


でも、そんなこと言ったら


『バカかよ。
そんなの思ってるのフジだけだからね。』


とか言われそうで、言えなかった。







そんなある日のこと。




廊下の端からキヨが俺へと駆け寄ってくる。


『おい!フジ!』

キヨは相当焦っている。


「え、どうした。」

どうせ、どうでも良いことだろう。
そうとも捉えたかったが、
珍しく額に微小の冷や汗をかいているキヨを見て、
俺も少し焦る。




『お前の彼女がファンの子に
どっか連れてかれてたぞ!』


「え?!嘘!まじかよ!」



まじだから言ってんだよ!早く探せよ!
何されるかわかんねぇぞ!


《何されるかわかんねぇぞ!》





の一言が胸に引っかかり、一気に心配になる。


(Aを探さないと!)

−−−−−
長すぎて全部入らなかったので、
前編後編で切ります(^O^)
初めてのフジ回〜

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設定タグ:彼女 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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ポン酢?@キヨ厨(プロフ) - 桜田さん» なるほど!今も頑張ってください! (2017年5月7日 15時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - ポン酢@キヨ厨さん» コメありがとうございます!めっちゃ懐かしい作品読んでいただきありがとうございます(^_^)この頃はあんまり死ネタ好きじゃなかったんだと思います… (2017年5月7日 15時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢@キヨ厨(プロフ) - キヨのもしもの話で、泣いた のに最後( ˙-˙ )真顔になった。やられたわぁぁぁぁあ (2017年5月7日 12時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - こうちゃさん» コメありがとうございます!次の作品でもアイクさん作品新しい小説でも書いていこうと思います! (2017年1月27日 18時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - アイクさんかっこいいです!^_^ (2017年1月27日 17時) (レス) id: b4b06d48d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜田さっちん。 | 作成日時:2016年8月12日 7時

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