彼氏.旦那が…【実|況|者】

いつでも1番。【ky】 ページ9

付き合ってるときはキヨの中での1番は


なんでも私だった記憶がある。




1番好きなのもAで
1番可愛いのもA。



なんて、学生の頃によく言われたもんだ。


今では、たぶん、2番になってる。







『パパ！抱っこ！』


『たく、しゃーねぇなぁ。』



抱っこをせびられれば、
キヨに似た男の子を抱っこする。


「…私も抱っこ…。」

『なに、言ってんだよー』




私の言葉に笑い、私の言葉を受け流すキヨ。




ほらね、やっぱり2番目だ。




『ねーえ！パパの1番好きな人だーれー？』




おいおい、やめてくれよ。
私なんて言ってくれないの分かってるんだから
そんなの聞かないでよ…。




内心、私たちの可愛い子供を恨んでしまう。




『はーあ？そんなのお前に決まってんだろー！』




抱っこした子供を振り回しながら超笑顔なキヨ

ほらね、やっぱり私が2番目だった。確定。





キヨの隣を歩く私が
不機嫌なことに気づいたのか



私の顔を覗き込む。



「…なに。」


『なんで怒ってんのー』


「うるさいー」


『1番好きなのって１つって決まってなくねー？
俺が1番好きなのってAとこいつ』


わかる？なんて言いながら




私のほっぺにキスをするキヨは
とても性格が悪い。







パパ！ママのほっぺにちゅーしたー！




そう暴れる子供は何だか




嬉しそうだった。





(でも、1番って1人だよね〜一般的に)

(そんなのしらねーよ！)

(私が1番好きなのはこの子だから。)

(はぁ、もう俺今すぐにでも泣きそう。)



−−−−−
キヨさんパパ頑張ってます笑
この作品のほのぼのとした感じが好きですね。
なにも乱れることがないこの感じ〜
私絶対的平和主義ですかね(^O^)

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