彼氏.旦那が…【実|況|者】

アイスキャンDay【ky】 ページ8

［ちょこっとdangerous］

俺は夏が嫌い。

暑いから。

でも、彼女に可愛く


『ねぇ、キヨくん？私アイス食べたいから
買ってきてくれないかな？』



とか言われたら、財布を持って
ソッコーで外に出てしまう。




暑い、今、とても、すごく。


「ただいまー」


パタパタと小走りするスリッパが
こちらに近づいてくるのがわかる。


『キヨくんおかえり〜！
外暑いのに買ってきてくれてありがとう〜』


フニャっと笑うAが可愛くて


パシリにされたことに腹を立てていたことも
もう解消されてしまった。



『キヨくんもアイス一緒に食べよ？』


帰ってきた俺の手を引く。
部屋でアイスキャンディを開ける彼女。


わーい！いただきまーす！

冷たいアイスキャンディに一口かぶりつき
口の中を冷たそうにするAは

とても可愛かった。


そんなこと言ってやらねぇけど。


『キヨくんも食べようよ〜』
「はいはい、わかったわかった。」



少し大きめのアイスキャンディの方が
喜ばれる気がしたから、大きめのを買ってきたが、
Aには少し大きすぎたようだ。



最初よりも食べるペースが落ちている。

『あー、溶けてきちゃった〜』


そう言いながら舌を這わせる。








あーやべえ。すげえ変な気持ちになる。







『キヨくんどうした？』


「…なんもねーよ。」



終いには溶けたアイスがAの
顎のあたりを伝う。

俺の理性も吹っ飛びそうでやばい。






あぁ、もう限界。




「なぁ、A？」


『ん？…んんぅ…んはぁ。
やーぁ、キヨくん…』


Aの手から
アイスキャンディを奪いキスをする。



舌を絡ませると、トロンとした目でこちらを見る。


「はー、もう。」


今の俺に、そんな顔すんなよ。


『え、なに？きゃっ！』



Aをお姫様抱っこし、
ベットへ優しく下ろす。


『…キヨくん？』


動揺しているようなA。



もう俺がなにしたいか、わかってんだろ。





「アイスそんな風に食ってるお前が悪い。
それだけ忘れんなよ。」




そうAに言い放ち
また深いキスをAに落とす。




(私そんな感じで食べてなかったもん。)

(嘘つけよ。)

(…キヨくんが悪いんだもん。)

いつでも1番。【ky】→←スキスキス 【ky】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す