彼氏.旦那が…【実|況|者】

嫌いも嫌い【rtrt】 ページ49

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「やから、言うてるやん！Aの
そう言うところが嫌やって！」







『そんなのさ、私だってレトさんの
考え甘いところ嫌なんだけど。』




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久しぶりに言い合いをする俺たち。






どうでもいいことで喧嘩する。


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まだまだ俺もAも





若いんだ、幼いんだ



そう改めて感じる。







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『…はぁ。』





彼女に一つため息を付かれてしまう。



俺かて、ため息吐きたいわ。







Aのため息は虚しく消える。




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なにも話さない。







おれも男やからな、
それなりのプライドがある。




ぼーっとする。





さっきのAの怒った顔を思い出すが、
怒ってた顔も可愛かったなぁ、とか






そんなん思うから、Aに相当溺れてる
そんな風に思う。







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『…レトさん。』


最初に口を開いたのはA。







「…なに？」


わざと怒った口調で返す。






『…怒ってる？まだ。』




少し距離のあった俺たちの間を
Aの腕が埋める。







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「…普通。」




いや、ごめん、嘘。


ほんとは全然怒ってない。



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おれの手の上に置かれていたAの手。
Aが指を絡めて、


恋人つなぎをする。





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『…レトさんごめん。』






伏し目がちに言う彼女。




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「…いや。」






ううん、ほんとは全然嫌やないよ。

ただ君を困らせたいだけ。





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『ごめん。』



そう言って、横からAが抱きしめてくる。









こんなんA意地悪や。
なにされても許してまうよ。




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『…まだだめ？』






その言葉に一つため息をついてしまう。








「そんなんで許してもらおう思うAが嫌。」



『…』







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「でも、抱きつかれただけでAを許す、
甘い俺の方がもっと嫌や。」



ふふっと笑うA。


彼女の腕の力がもっと強くなった。

俺様自己中【ky】→←家族1【gmtm】

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