舐【hr】 ページ47
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彼のあーんの一言で
甘い塊が私の口に入り込む。
「…んー。」
噛んで行けば、甘さの中に酸っぱさを感じる。
イチゴ…かな?
『美味しい?』
「うん、美味しいよ。」
甘ったるい。
けども美味しい。
「久しぶりにケーキ食べた。」
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『うん、俺も、ふっ…。』
私の言葉に賛同したかと思えば、
私の顔を見て、笑い出すヒラ。
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「え、なに?」
『A…鼻…。』
そう言って、手鏡を渡され、
顔を見てみれば、
「えっ!ヒラ!鼻に付けたでしょ?!」
生クリームが鼻についていた。
手ですくおうとすれば、
その手をグッとヒラに引き寄せられる。
「え、なに?」
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『…目つぶって。』
両手をヒラに掴まれ、拒否することもなく
目を瞑る。
『…じっと、してて?』
絶対に開けちゃダメだよ?
その言葉と共に鼻に温かいものが触れる。
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「え?な…え!?」
私の鼻についた生クリームを舐めるヒラ
その光景が目に映った。
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『なんで、目開けてるの?』
気づけば、上には天井とヒラ。
押し倒されてることに気づくのは早かった。
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「…ヒラっ!」
起き上がろうとしても、ヒラが私に跨っている。
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『ダメだよー、俺の言葉に逆らっちゃ。』
意地悪に笑ったヒラの顔。
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ヒラとの距離が一瞬にして縮まる。
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ポン酢?@キヨ厨(プロフ) - 桜田さん» なるほど!今も頑張ってください! (2017年5月7日 15時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - ポン酢@キヨ厨さん» コメありがとうございます!めっちゃ懐かしい作品読んでいただきありがとうございます(^_^)この頃はあんまり死ネタ好きじゃなかったんだと思います… (2017年5月7日 15時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢@キヨ厨(プロフ) - キヨのもしもの話で、泣いた のに最後( ˙-˙ )真顔になった。やられたわぁぁぁぁあ (2017年5月7日 12時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - こうちゃさん» コメありがとうございます!次の作品でもアイクさん作品新しい小説でも書いていこうと思います! (2017年1月27日 18時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - アイクさんかっこいいです!^_^ (2017年1月27日 17時) (レス) id: b4b06d48d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜田さっちん。 | 作成日時:2016年8月12日 7時