彼氏.旦那が…【実|況|者】

シットサン【ky】 ページ44

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「ちょ、キヨ…さん。」




『…んだよ。』






壁に押し付けられ、キヨの顔が近い。



少し背中が痛む。







壁ドン、そういうやつなのだろう。






「…顔近い…。」




『…うるせぇよ。』




そう言って、口づけをされる。






強引で、強欲なキス。






「んっはぁ…やっ…はっ…。」





深いキスに吐息が漏れる。


何もかも溶けてしまいそうなくらい熱い。




『はぁっ…やば。』





壁につけられていたキヨの腕が

私の首に回る。





「んぅ…キ、ヨ…。」





名前を呼んだ声に気づいたのか、

キヨは唇を離す。






名残惜しい、そう思ってしまう私も
どうなのだろうか。





じっと見つめ合う私たち。




どちらからとも、話そうとはしない。






『…なぁ。』




なに？そう言い返そうとしたが、


それよりも先にぎゅっと抱き締められる。






『なんでさ、あんなに…
レトさんと…楽しそうに話してんの。』







「…え？」





キヨが言っているのはついさっきのことだろう。







「…キヨさん、これって。」






『は？』








「…嫉妬心…ですか？」







.




首に回されていた片方の手が、
私の腰に回って来る。









.


『Aさ、もっといじめられてぇの？』






「えっ、いや、ちが、んぅ…。」




−−−−−−−−

…たまにはこんなのも…許される…よ、ね？
許されると信じたい…。
リクエストされていたもの明日載せます！

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