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誤魔化シ【rtrt】 ページ22

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『なあなあ、そこの姉ちゃん。
俺のこと家まで連れてってやぁ。』








暗い夜道。

少しだけ明かりが差している道を通れば、




道の端っこで壁に頭を下げ付けて
だらーんとしている男性が1人。







普通に怖い。




すぐに視線を逸らしたが、遅かったのか
冒頭の言葉を投げかけられる。









「いや、あの、無理です。すいません。」




そ逃げようと、早歩きをする。





何歩か歩いて、後ろを振り向けば
追いかけて来る様子もない。








ただ単に体調が悪いのかな、
そう思った。





襲われる心配もなさそうだし、
助けてあげようかな。



私の良心がその時の行動を起こした。







『可愛い姉ちゃん戻ってきてくれはったん?』



そう言うが、この人体調悪いの
お酒のせいだ。




話した時にすぐさま分かった。









その時助けた男性が
今も私の隣で、日常を過ごしています。







『あの時Aちゃんに助けてもらえて、
ほんまによかったわー。』



シミジミと昔話をする彼。



今更ながら私もレトさんを
介抱してよかったと思っている。



「本当に感謝してほしいよ。
あの時、私助けてあげてなかったら、
どうなってたことか…。」






私に介抱されなければ彼は朝に発見され、
出勤するサラリーマン達に
怪訝な目で見られたことだろう。




『ほんまやね。』

ふふっと笑う彼は
本当にヤバイと思っているとは思えない。









まぁ、あの時Aちゃんやったから、
酔ってもないのに声かけたんやけど。









なんて聞こえたような、
聞こえなかったような気がするけど、






まあいいか。



(今なんか言った?)
(なにも言うてないよ?)
(あの時は奇跡だったね。)
(いや、Aちゃんと俺が出会うのは、
必然やったんやで?たぶん)
(…はいはい。)


−−−−−−−
レトさんが好きだアァアアア

妬かせたいお年頃【ky】→←※感謝!※



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作品ジャンル:恋愛
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ポン酢?@キヨ厨(プロフ) - 桜田さん» なるほど!今も頑張ってください! (2017年5月7日 15時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - ポン酢@キヨ厨さん» コメありがとうございます!めっちゃ懐かしい作品読んでいただきありがとうございます(^_^)この頃はあんまり死ネタ好きじゃなかったんだと思います… (2017年5月7日 15時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢@キヨ厨(プロフ) - キヨのもしもの話で、泣いた のに最後( ˙-˙ )真顔になった。やられたわぁぁぁぁあ (2017年5月7日 12時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - こうちゃさん» コメありがとうございます!次の作品でもアイクさん作品新しい小説でも書いていこうと思います! (2017年1月27日 18時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - アイクさんかっこいいです!^_^ (2017年1月27日 17時) (レス) id: b4b06d48d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜田さっちん。 | 作成日時:2016年8月12日 7時

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