検索窓
今日:30 hit、昨日:0 hit、合計:323,986 hit

分厚い雑誌【rtrt】 ページ19

.



今日は俺もAもつかの間の休日。



何か飲み物入れるから、座っててー。



そう一言言われ、いつものように
ソファに座る。


ソファの上には一冊の分厚い雑誌。



裏返して置いてあるため、
何の雑誌かわからない。




表紙が何か見てみると、




あの有名な結婚情報雑誌だった。





一気にAのことを意識してしまい、
パッと見なかったことにしようとする俺。





でもAに結婚の意思があるのかが
気になりだしてしまう。





俺と結婚したいとか、思ってないとか


ないよね。





「なぁ、Aー?」




『んー?なにー?』



片手でその重たい本を持ち上げる。



「この本どないしたんー?」




視線をこちらに向けるA。
恥ずかしがるわけでもなく、少し笑って






『それねー、妹が置いてったんだよ〜。』




最近Aの妹ちゃんが結婚した。




妹に先を越され、
悔しい顔をするかと思っていたが
誰かのものになる妹を見て


『お嫁に行かないでえええええ』

と大号泣だったらしい。






『普通にねー、その雑誌に載ってる
ウェディングドレス可愛いんだよー!』




レトさんも見てみて!そう言って
俺の隣に座ったAは

とてもウキウキしていた。






俺と結婚のこと考えるときも
こんな風にしてくれるのかな。





「ほんまやん!今時のウェディングドレスは
白だけやないんやな。」




今では主流だった白以外にも




オレンジやピンク、
個性的な人は黒を着る場合もあるらしい。









『私これ着たいな。』



不意に指をさしたそのドレス。




定番のホワイトドレスだった。









それを着るAを想像した。









「ねぇ。」

『ん?』









「A今すぐ結婚しようや。」





そう口から出ていました。





(レトさん勝手すぎ。)
(俺と結婚したないの?)
(いや、しましょう。)


−−−−−−

ハツルト(初めてのレトルトの作品)でした。

ペアなルック【ky】→←こんなもんかい【ky】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (204 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
294人がお気に入り
設定タグ:彼女 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ポン酢?@キヨ厨(プロフ) - 桜田さん» なるほど!今も頑張ってください! (2017年5月7日 15時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - ポン酢@キヨ厨さん» コメありがとうございます!めっちゃ懐かしい作品読んでいただきありがとうございます(^_^)この頃はあんまり死ネタ好きじゃなかったんだと思います… (2017年5月7日 15時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢@キヨ厨(プロフ) - キヨのもしもの話で、泣いた のに最後( ˙-˙ )真顔になった。やられたわぁぁぁぁあ (2017年5月7日 12時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - こうちゃさん» コメありがとうございます!次の作品でもアイクさん作品新しい小説でも書いていこうと思います! (2017年1月27日 18時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - アイクさんかっこいいです!^_^ (2017年1月27日 17時) (レス) id: b4b06d48d8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜田さっちん。 | 作成日時:2016年8月12日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。