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小さなヒーロー2【fj】 ページ11

キヨに言われた後から、学校中を駆け回り
やっと、彼女たちを見つけることができた。




ここでいきなり俺が出て行ってしまうのは
Aの今後にも関わる気がする。



出て行きたい気持ちをぐっと抑える。


『あんたさ、最近フジくんと
付き合い始めたらしいじゃない。』


『えぇまぁ、そうですけど。』


『なんであんたみたいな、ブスがさ、
フジくんと付き合えるの?』


Aを侮辱する彼女たちは
ケラケラと笑っている。



おいおい、それは聞き捨てならん。
俺もだいぶ腹が立ってきた。

自分の彼女がブスと言われて、
許せる男はどこにもいないだろう。


陰から、出て行こうとした瞬間


『あのさぁ、さっきから聞いてれば
ブスとかなんとか。
あんたたちの方がブスなんじゃないの。
心も、顔も。』


ガンを飛ばすAの顔に

俺自身もビビる。




一回鏡見て出直してこい。



そう言い放ち、

呆然と立ち尽くす彼女たちを尻目に
彼女は、教室に帰ろうとする。




『フジ?なんでここにいるの?』


Aの声にビクッ!と反応する俺。


『あー、もしかして、全部聞いてた?』


何も言うことなく俺は首を縦に振る。


『びびったでしょ、あんな私見たことなくて。』


「…えぇ、まぁ。」


『今ならまだ間に合うよ?
今から別れたっていいんだし。』



おいおい、なんでそうなる。
俺はAのそんな勇敢な姿を見て
お前をもっと好きになったぞ、うん。



『いや、うん、心の声全部聞こえてるからね。』

「あ、いや、あの、その。」

はぁー、と1つため息をつき
俺の腕を引っ張り、歩き出す彼女。





『まぁ、いいよ。一生私についてこい。』


そんな可愛い小さなヒーローは
珍しく耳を真っ赤にさせていて、




本当に一生の付き合いをすることになりました。




(嘘、そんなこと言ったっけ。)
(え、覚えてないの?!)
(うん、全く。)
(俺そう言われたから、
一生ついて行こうと思ったのにー。)
(はいはい。)
(ヒドイ!)

−−−−−

結婚パロです。結婚の前に
こんな事あったよなぁってジーフーが思い出して
って感じのやつですね。

ちゃっかり王子【aik】→←小さなヒーロー1【fj】



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設定タグ:彼女 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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ポン酢?@キヨ厨(プロフ) - 桜田さん» なるほど!今も頑張ってください! (2017年5月7日 15時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - ポン酢@キヨ厨さん» コメありがとうございます!めっちゃ懐かしい作品読んでいただきありがとうございます(^_^)この頃はあんまり死ネタ好きじゃなかったんだと思います… (2017年5月7日 15時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢@キヨ厨(プロフ) - キヨのもしもの話で、泣いた のに最後( ˙-˙ )真顔になった。やられたわぁぁぁぁあ (2017年5月7日 12時) (レス) id: 9bf6721f22 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - こうちゃさん» コメありがとうございます!次の作品でもアイクさん作品新しい小説でも書いていこうと思います! (2017年1月27日 18時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - アイクさんかっこいいです!^_^ (2017年1月27日 17時) (レス) id: b4b06d48d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜田さっちん。 | 作成日時:2016年8月12日 7時

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