秘密42 ページ44
フジのことを幾ら信頼していると言っても、
Aとフジは男と女な訳で、
Aは特に何も考えて居ないだろうが、
彼氏の俺としては心配なわけである。
「…まで。」
走ってくる車に手を上げて、
フジの家を伝えれば、走り始める車。
もっと早く走れないかと、
そう言ってしまいたいところだが、
できるだけ言葉は発したくない。
何故俺はこんなにも不安になっているのだろうか。
信頼しているはずの2人のことを、
不安の種としているのだろうか。
フジとAが会ったのは、
俺とAが初めて出会ったあの日であった。
特に変わった様子もなく、最俺の皆は、
俺のことを応援してくれて居たのだと思う。
フジとAは本当に仲が良かった。
2人でご飯に行って居たこともあったし、
その度に俺は嫉妬に嫉妬を重ねていた訳であるが、
フジからの毎度毎度俺の話をしてくると
呆れた言葉を聞く度に、俺は不安を消化して居た。
しかし、である。
しかし、フジがその時付き合って居た、
長年の彼女と別れた。
別れたと聞いた時、理由を聞いたかも
覚えていない。
俺は多分だけど、フジの
傷口に塩を塗るような行為をしたくなかったから、
聞いた、そうか。
そんな淡白な返事しかしていない気がする。
フジから別れを切り出したのか、
はたまた元彼女から別れを切り出したのか、
それすらも俺は知らない。
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桜田(プロフ) - amincoさん» コメありがとうございます！まだまだ話は長くなりそうですので、お付き合いお願い致します！また他の作品もお気に召すようなもの御座いましたら閲覧お願い致します^o^！ (2018年3月28日 21時) (
レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
aminco(プロフ) - わあああ続きすごい気になります!!!!面白い話にすごい引き込まれました！続き楽しみにしてます´`* (2018年3月28日 4時) (レス) id: e5fb097b78 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ_ky@crew(プロフ) - 桜田さん» なんか、すみません;;ありがとうございます!!! (2016年11月11日 22時) (レス) id: b17a4dcc16 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - 碧宮さん» コメありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2016年11月11日 17時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
碧宮(プロフ) - 短編集から好きになって作品を見させてもらってます！このお話も続きがすごく楽しみです、応援してます！ (2016年11月11日 17時) (レス) id: c8ceba56bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田さっちん。 | 作成日時：2016年11月10日 22時
