秘密27 ページ27
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「あ、お疲れ様です。」
『あー!サトさんお疲れ様〜!』
今日は長い足が強調されたスキニーパンツか。
『なんや、そんな足ばっかりみんといて。』
そう言って私を茶化す刻さんは
今日も美人さんです。
『てか、もうこんな時間やなぁ。』
「あ、ほんとですね。」
手元の時計に目を移せば、
ちょうどお昼を回った時間。
『あ、そうや、サトさん
ちょっと時間あります?』
「あ、はい、ありますよ。」
『めっちゃおこがましい
かもしれんこと言ってもええかな。』
「…ん?はい。」
少し唸って、考える刻さんの表情が見えた。
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『ランチ、一緒にどう、です?』
「あー。」
自分の中では芳しい反応をとった
つもりではあった。
『あ、嫌やったら大丈夫です!』
「あ、いや、是非!」
はっきり言って刻さんのことを
もっと知りたかった。
色々な話を聞かせて欲しかった。
そんな理由はわからない。
『ほんまですか!
私の行きつけのカフェいきましょ!』
「わっ、ときさ、っ、」
長い腕に手を引かれ、片手には財布
あぁ、刻さん、嬉しそうだ。
歩いていた足は遅くなり、いつの間にか
隣同士で歩いていた。
「カフェ、どの辺なんですか?」
『ほーんまに、もうちょいやで。』
ほらそこ、そう言って細長い指で刺された場所。
2人で入れば、通される奥の席。
「…オシャレ…。」
『そうそう、お洒落やったから一回入ったら、
もうランチがめっちゃ美味しかったんやわ。』
そう言いながら、メニューを開く。
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『これ、オススメですよ。』
青色の爪で刺されたメニュー
名前だけではわからなかったけど
刻さんのことを信じて、
「じゃあ、それで。」
そう笑った。
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桜田(プロフ) - amincoさん» コメありがとうございます!まだまだ話は長くなりそうですので、お付き合いお願い致します!また他の作品もお気に召すようなもの御座いましたら閲覧お願い致します^o^! (2018年3月28日 21時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
aminco(プロフ) - わあああ続きすごい気になります!!!!面白い話にすごい引き込まれました!続き楽しみにしてます´`* (2018年3月28日 4時) (レス) id: e5fb097b78 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ_ky@crew(プロフ) - 桜田さん» なんか、すみません;;ありがとうございます!!! (2016年11月11日 22時) (レス) id: b17a4dcc16 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - 碧宮さん» コメありがとうございます!ご期待に添えるよう頑張ります! (2016年11月11日 17時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
碧宮(プロフ) - 短編集から好きになって作品を見させてもらってます!このお話も続きがすごく楽しみです、応援してます! (2016年11月11日 17時) (レス) id: c8ceba56bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜田さっちん。 | 作成日時:2016年11月10日 22時