秘密14 ページ14
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目の前のモニターに映る三人。
こんな公の場でAと、いや、
今はサトさんということにしておこう。
サトさんと一緒にいることが
俺の中では歓喜でしかない。
まぁ、もう1人はいいや。
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『ということで、
本日のゲストはこの方々です！』
ヒゲさんの声に画面に手を振る。
ちらっとAの方を向いてしまう。
やばいぞ、俺の彼女、可愛いぞ。
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「どーもー、キヨでーす。」
平然を装い、画面の前いるであろう
誰かに手を振っていた。
『初めまして、サトです。』
『フジでーす。』
公式放送にサトさんと
いや、Aと出ていることを
未だに信じられていない俺がいる。
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『ところで、キヨくんと
サトさんは接点あるの？』
何も知らないヒゲさんの言葉に
Aと顔を見合わせる。
私が答えます、そんな言葉が
心のうちに聞こえた気がしたから
俺は黙ることにした。
『キヨさんとは今日初めて会いました。』
ヒゲさんにニコッと笑うA。
初めて会いました、そんな言葉に
少し心が傷ついてしまう。
さん付けとか、いつ振りだろうか。
どこかAとの距離が遠のいた気がして
少しさみしい気持ちになってしまう。
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もう一年以上一緒にいるのに…。
仕方ねぇけど。
『キヨくんさサトさんの話結構してたよね。』
「そうなんだよねー。普通にすげぇなって。」
Aを褒めてチラッと顔を見たら
少し嬉しそうな顔をしてた。
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『キヨさん、やめてくださいよ…。』
俺を上目遣いで見つめる。
だめだ、可愛すぎる。
ぎゅーって抱きしめてぇ…。
『何いちゃついてんだ馬鹿！』
パシッとフジに背中を叩かれて
意識をこちらにもどす。
.
「いちゃついてねぇよ！」
『だめ！』
「お前は俺の彼女か！」
フジがいてくれて良かった
今日初めて思った。
このままフジがいなければ
ただ俺がサトさんに
デレデレ回になるところだった。
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桜田(プロフ) - amincoさん» コメありがとうございます！まだまだ話は長くなりそうですので、お付き合いお願い致します！また他の作品もお気に召すようなもの御座いましたら閲覧お願い致します^o^！ (2018年3月28日 21時) (
レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
aminco(プロフ) - わあああ続きすごい気になります!!!!面白い話にすごい引き込まれました！続き楽しみにしてます´`* (2018年3月28日 4時) (レス) id: e5fb097b78 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ_ky@crew(プロフ) - 桜田さん» なんか、すみません;;ありがとうございます!!! (2016年11月11日 22時) (レス) id: b17a4dcc16 (このIDを非表示/違反報告)
桜田(プロフ) - 碧宮さん» コメありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2016年11月11日 17時) (レス) id: 20ab6aeafe (このIDを非表示/違反報告)
碧宮(プロフ) - 短編集から好きになって作品を見させてもらってます！このお話も続きがすごく楽しみです、応援してます！ (2016年11月11日 17時) (レス) id: c8ceba56bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田さっちん。 | 作成日時：2016年11月10日 22時
