spring14 アイスクリーム ページ15
☆Aside
あれから、１ヶ月経った＿＿＿_____________＿＿
蕾が花へと姿を変え、青空には桜の花びらが舞っている。
私はいつものように１人でお茶会をした後、
特に目的もないまま町に来ていた。
いつものお気に入りのワンピースを着て、白いローブを深く被る。相変わらず、城下は賑わいをみせていた。
｟何か面白そうなものは…｠
あの日から私は、ずっとオビを待っていた。
お茶会をしている最中に、ひらっと私の目の前に現れるんじゃないかって…
でも、オビは来なかった。
来るはずがない。
わかってはいるんだけど、どうしても期待してしまう自分がいたんだ。
もう一度だけでいいから、会いたい…
物思いにふけっている時だった。
？「ひっく……ごめ、なさ……っ」
？「……いちいち泣くんじゃねえよ！」
小さな泣き声と、イライラした男の声が聞こえた。
声のした方を見ると、アイスクリームを持って泣いている男の子と、服になにか白いものがびちゃ〜っと付いている、ガラの悪い男がいた。
あー……なんとなく何があったか理解できた。
『ねぇ、あなた。大丈夫？
どうしてそんなに泣いてるの？』
駆け寄り、しゃがみこむ。
そしてよく顔が見えるようにフードを脱いだ。
この方が話しやすいし、威圧感も与えない。
小さい子と話すときは同じ目線で！これ絶対！
男の子「ひっく…っ…うぅ……」
男「チッ…そいつが俺にぶつかってきて、俺の服が汚れちまったんだ！ちょっと怒ったら急に泣き出してよ。
泣きたいのはこっちだっつの！このクソガキっ！」
はぁ…思った通りだ。
心の中でため息をつきながら、男の子の頭を優しくなでる。
『大丈夫、失敗は誰にでもあることだから。
お姉ちゃんが新しいの買ってあげる。
ね？だから泣かないで。男の子でしょ？』
男の子「…っ……うん」
『よし、じゃあ行こうか』
男「おい、ちょっと待てよ」
手を繋いで、歩き出そうとしたときだった。
ドスの利いた声が私たちを呼び止めた。
男の子の肩がびくっと跳ね上がる。
男の子を背中に隠し、「大丈夫よ」と微笑んでから、前を見据えた。
.
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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朝葵(プロフ) - いちごチョコさん» わぁぁああ！(´▽｀*)そんなに楽しみにしていただけて本当に本当に嬉しいです。いちごチョコさんのおかげでやる気湧いてきました！更新頑張りやす。 (2016年8月30日 19時) (
レス) id: 14edfa9aa5 (このIDを非表示/違反報告)
いちごチョコ - すっごく面白くてお気に入りです!!次のお話が楽しみで楽しみで…なので、これからも更新頑張ってください!!
応援してます!! (2016年8月30日 19時) (携帯から) (レス) id: b2da1acbeb (このIDを非表示/違反報告)
朝葵(プロフ) - ナッチャンさん» Thank youです！！励みになります<(_ _*)>これから学校始まるんで更新速度が遅くなると思われますが、頑張りやす！ (2016年8月27日 15時) (レス) id: 14edfa9aa5 (このIDを非表示/違反報告)
ナッチャン - めっちゃ書くの上手ですね！！すごく面白かったです！！これからも頑張ってください！ (2016年8月26日 23時) (レス) id: 6790929056 (このIDを非表示/違反報告)
朝葵(プロフ) - 彩羽さん» あ、ありがとうございまぁああす！！(´ω｀*)超嬉しいです！なるべく早く更新できるように頑張りやす！！ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 14edfa9aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝葵 | 作成日時：2016年8月9日 18時
