summer37 夜会恐怖症 ページ38
ざわざわ……
A王女が、ウィスタル城で生活するらしいぞ。
ゼン様とイザナ様の幼馴染の？
第二王子付き伝令役だそうだ。
どんなお方なのだ？
まさに傾城傾国……その美しさゆえに国を滅ぼすほどの美女なんだと。
ああ！一目でいいからお会いしたい！
城内で噂になっているAは、今なにをしているかというと……
オビ「A嬢―！待ってくれよー！！」
『嫌！オビの頼みといえども、それだけは絶対に嫌なんだから！！』
第二王子付き伝令役オビから、逃げ回っていた。
事の発端は数時間前＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
☆オビside
『ラジが？明日？』
明日は隣国タンバルンのラジ王子が、ここにやってくる。
イザナ王子が親睦を深めるために招待したのだそうだ。
ゼン「ああ、兄上がお前も夜会に参加しろとのことだ」
その言葉を聞いた瞬間、A嬢があからさまに嫌そうな顔をする。
『イザナってば本当に意地が悪いんだから…
…絶対いや』
頑なに出席することを拒否している。
なにがそんなに嫌なのだろうか？
オビ「A嬢って、夜会恐怖症か何かですか？」
ミツ「ぷっ…なんだよそれ。初めて聞いた」
木々「まぁ、そんな感じのものなんじゃない。
あの子は夜会が苦手なんだよ」
ミツ「それと、ドレスが嫌いなんだ。
王女とは思えないよな」
『ミツヒデ？聞こえているからね』
じと〜っとこちらを睨むA嬢。
ミツヒデさんが超慌てている。
それにしても、ドレスと夜会が嫌いな王女さんか…
A嬢ってホント、知れば知るほど面白くて魅力的だ。
ゼン「お前の父上からの頼みでもあるんだ。
“娘をパーティーに積極的に参加させてくれ”と」
『父上が！？あの人…余計なことを。
……っ…それでも、嫌なものは嫌―！！』
オビ「A嬢！？」
バタン…ッ！！
勢いよく部屋を飛び出してしまった。
主のため息が響き渡る。
ゼン「オビ、あいつを連れ戻してきてくれ」
オビ「了解！A嬢―！ストップ！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿そして今に至る。
.
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朝葵(プロフ) - いちごチョコさん» わぁぁああ！(´▽｀*)そんなに楽しみにしていただけて本当に本当に嬉しいです。いちごチョコさんのおかげでやる気湧いてきました！更新頑張りやす。 (2016年8月30日 19時) (
レス) id: 14edfa9aa5 (このIDを非表示/違反報告)
いちごチョコ - すっごく面白くてお気に入りです!!次のお話が楽しみで楽しみで…なので、これからも更新頑張ってください!!
応援してます!! (2016年8月30日 19時) (携帯から) (レス) id: b2da1acbeb (このIDを非表示/違反報告)
朝葵(プロフ) - ナッチャンさん» Thank youです！！励みになります<(_ _*)>これから学校始まるんで更新速度が遅くなると思われますが、頑張りやす！ (2016年8月27日 15時) (レス) id: 14edfa9aa5 (このIDを非表示/違反報告)
ナッチャン - めっちゃ書くの上手ですね！！すごく面白かったです！！これからも頑張ってください！ (2016年8月26日 23時) (レス) id: 6790929056 (このIDを非表示/違反報告)
朝葵(プロフ) - 彩羽さん» あ、ありがとうございまぁああす！！(´ω｀*)超嬉しいです！なるべく早く更新できるように頑張りやす！！ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 14edfa9aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝葵 | 作成日時：2016年8月9日 18時
