獣 (ページ21)

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獣達の刑罰ページ21

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急いで家に帰ると
家は暗闇に包まれていた。

リビングの真ん中で君が
座り込んでいる。

ラウ「照くん、」

君の名前を呼んでも返事はなかった。

君を後ろから抱きしめ謝り続けた。、

ラウ「ごめん、ほんとに」

照.「いいよ、仕事が長引いたんだろ？」

ラウ「今日は1日離れないから」

照「俺、今日は出掛けるから」

ラウ「待って、」

君の腕を掴み引きつける。

ラウ「1人にさせる訳にはいかないよ」

照「もう俺、ここから出てくから」

ラウ「なんで、」

照「お前はもう子供じゃない
いつまでも俺のことで縛らせる訳にはいかない」

ラウ「だったら、照くんはどうするの」

照「俺は、1人だって生きていける」

ラウ「俺は、もう子供じゃない
だからこそ、
この手で照くんを守れるようにもなった」

照「でも、いつ俺たちは人間に殺されるか
分からない」

ラウ「だったら、その時まで俺は傍を離れないよ」

この日、君の腕には俺のマークが付けられた。
白色に輝くライオンのマークは
照くんの腕を輝かせた。