【 REBORN!】Famiglia Ⅲ【男主】 (ページ6)

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百の家族ページ6

雲｢…羨ましいって、何が?｣

雲雀が不思議そうに骸を見上げて聞いた。

骸｢……僕は、血が繋がっていないから仕方ないとは思うんです。

でも…お父さんと兄さんは……顔も似ているし声も似ているし、今みたいに発言が被ることある…

そんな二人を見ていると、僕もどこか……似ているところが欲しいなぁって…

たまに思うんですよね……｣

寂しそうに笑う骸を見て、雲雀は起き上がり骸の正面に座り直した。

骸｢に、にいさん…?;｣

雲｢父さんと骸の似ているところ

その一｣

骸｢え、え?;｣

雲｢怒る時、しっかりと目を見て怒るところ。

その二、辛いものが苦手なところ。

その三、寝方が似ているところ｣

骸｢……;｣

雲｢その四……家族を大切に思っているところ｣

雲雀が僅かに微笑みながら言った。

骸｢!!｣

雲｢他にも、似ているところは沢山あるよ。

勿論、僕と似ているところある……血は繋がってなくても骸はちゃんと家族なんだよ。

昔にも言ったでしょ?｣

骸｢っ……はいっ兄さん!///｣

骸は嬉しさの余り涙が出そうになった。

それに気がついた雲雀は骸の目元を自分の指で拭ってあげた。

骸｢んっ……あ、ありがとうございます、兄さん｣

雲｢…ｸｽｯ……僕は骸の兄だからね。

弟の涙くらい拭えないと｣

雲雀兄弟のやり取りを見て、下にいた者達は…

了｢いい話だ!!｣

獄｢…ちょっとだけ、感動しちまった…｣

山｢兄弟仲いいことは良いことなのな〜｣

綱｢………｣

山｢ん、ツナ?

どうしたんだ?｣

綱｢えっ……あ、いや…;

ちょっと気になった事があって…;｣

山｢気になったこと?｣

綱｢う、うん……

骸と雲雀さんのお父さんって…｣

綱吉が話そうとした時、チャイムがなり…それ以上は話すことが出来なかった。

屋上にいたメンバーは、雲雀を残しそれぞれの教室へと戻った。