【歌い手】お狐様のお嫁さん。[後日談]

・ 乃ノ花様リクエスト ページ11

A 視点









棗「彼方ぁぁぁあ！！速く歩いて！！」






彼方「はいはい、ちょっと待ってね〜」






真冬「ほら彼方様。棗様がああ言ってるんですから」






『棗が速いんだよ〜』









今日は特に急ぐ仕事も無かったから、折角だし四人でお出掛けしようということになった。

まあいつも仕事らしい仕事はしていないんだけれど、息抜きってことで。






…でも、ゆっくり歩いてもいいじゃないか。









棗「ほらほらー！！はーやーくー！」







『棗〜、休憩しようよ…』









私は体力そこまで無いんですー


…でも、棗楽しんでるしなぁ。









真冬「A、おいで」







『え？』









私より後ろを歩いていた真冬が、私の前に来てしゃがんだ。


…え、あ、もしかして、









真冬「ほら、疲れてるんでしょ？遠慮しなくていいよ」






『…真冬は、疲れない？』






真冬「僕は大丈夫だよ」









…なら、少しだけお願いしよっかな。









棗「あーー！！Aいいないいな！！」







彼方「俺はやらないよ」







棗「ええ！？ケチ！やってやって！！」







彼方「だって疲れるし」









…彼方様、それくらいやってあげればいいのに。


真冬はやってくれてるんだぞ〜！









棗「…なら、手！手つなご！」







彼方「はいはーい」









ぎゅっ、と手を繋いだ二人。


うーん、微笑ましい。









真冬「やっぱりお出掛けはいいね」







『だね。たまにはいいね』









＿＿＿＿＿今度は二人で行こっか。




＿＿＿＿＿そうね、じゃあ約束。








┈┈┈┈┈┈┈
乃ノ花さん、如何でしたでしょうか？
お気に召していただければ幸いです(´˘`＊)

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