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「兄貴の力は凄いけどさ、妹はなんか地味だよなー」
「わかる！超へぼい！」
「お兄さんは実績も残して優秀だが、君はどうだね？」
「Aって、本当にあいつの妹なの？」
友人たちも、上司も私よりも兄を必要とした、褒めた
いつも周囲からは兄と比べられ、兄には称賛の声を私には罵倒の声をかける
兄には尊敬の目を、私には冷ややかな目を向ける
強くよくできた兄と、弱く出来損ないの私
2人を見れば周囲は必ず言う
「兄はすごいが、妹はそうではない」
その言葉は幼い私を傷つけるには十分過ぎた
思春期な年頃になると、周囲は私を虐め、辱めた
陰口や面と向かった悪口などの心理的暴力、髪を引っ張ったり、殴ったりなどの身体的暴力
少し成長すれば女性らしくなりそれが性的暴力へ発展することもあった
虐められる度に、兄は私を助けてくれたが、それでも周囲の私に対する態度は変わらなかった。
最初は尊敬する兄と同じだと嬉しかったこの力を、私は嫌うようになり、そして、いつしか使わなくなてしまった
それでも負けたままは嫌だった
私を見下す奴らの、馬鹿にする奴らの好きにされるのは許せなかった
何よりも自分が弱いと言う事実が嫌だった
私は兄と違う道を進み、誰よりも努力することで自分の強さを証明した
兄は生まれ持った力に恵まれ、体術に優れ、実戦向きであった
それなら私は情報や戦略を扱い考える頭脳派に
そしていつしか私の努力と実力は認められ、周囲も何も言わなくなり何もしなくなった
私は自分のこの力を使わなくても自分の強さを証明することができた
散々私を傷つけた奴らよりも、そして強く気高く誰より尊敬していた兄よりも高い地位についた
これで解放されたと思った
気持ちが晴れ晴れし、心から笑えると思った
それなのに、私の心はポッカリと穴が開いたままで、
笑おうと思っても乾いた笑い声しか出ず、心の底から笑えることはなかった
そんな時に2人の人物に出会ったのだ
＿＿太宰治と、織田作之助に
そして彼らは言ってくれたのだ、私がずっと欲しかった言葉を…
＿＿＿＿「Aのおかげで助かった。助けてくれてありがとな」
＿＿＿＿「それにしてもAが力を使っているところは初めて見たなぁ。あまりに格好良くて思わず見惚れてしまったよ」
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遼(プロフ) - ページ15のところなんですが、心操君はC組ですよ (2019年7月12日 6時) (
レス) id: 8ebbd51705 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 通行人Xさん» コメントありがとうございます！私自身が今学校生活で忙しいため、なかなか更新できず公開できていない状態です。落ち着いて更新ができましたら公開しようと考えています。お待たせしてしまって申し訳ありません！もう少々お待ちいただけたらと思います(_ _) (2019年6月5日 0時) (レス) id: 4d44a6f043 (このIDを非表示/違反報告)
通行人X - 続編のパスワードはなんですか？(すみません！あまり連絡方法がわからなくて;) (2019年6月2日 22時) (レス) id: 5f807d7bf8 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 雨咲 水葉さん» すみません！見直して訂正いたします。ご指摘ありがとうございます (2019年4月17日 21時) (レス) id: 4d44a6f043 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 少し気になったのですが…たまにところどころ夢主の名前に変換されてないときあります。乃亜って誰ですか状態にw。突然こんなこと言ってすみません（−＿−；） (2019年4月17日 21時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2019年3月18日 1時
