７話 ページ9
翌日。
学校に着いて、下駄箱の扉を開ける時。
業「おはよー、A」
A「うん、おはよう業くん」
業「今日こそは俺と帰ってくれる？」
A「うん、もちろん！」
ふと周りを見てみると、なにやら美人がいるぞという声が聞こえてきた。
え、美人！？私も見たい！！
キョロキョロしていると
業「A、もしかして美人探してるの？」
A「うん、そうだよ。いた？？」
業「うん。鏡を見ればわかるよ」
業(あー、自覚なしか…)
A「あ！確かに業くんは美人だね！！美男子と言った方がいいかな？？」
業「ん？？何言ってるの、俺が言いたいことはそういうことじゃなくて…」
A「ほら、なにボーッとしてるの、早く行こう！」
おもむろに手を繋いで引っ張るようにして連れていく。
業(はぁ…調子狂うな…)
ガラガラと教室の扉を開けると皆が業くんのことを見て驚いていた。
学「赤羽？何でこんなに早いんだ？？」
え。業くんっていつも来るの遅いの？？
業「それはねー」
ポンッと私の肩に手を置いて
業「どっかの次期腹黒生徒会長に横取りされないために先に帰る約束をするためだからねー」
その瞬間教室中であーあー、また始まったよと心の声が聞こえてきた。
うん、巻き込まれないように席につこう。
そう思ったものの、体が動かない。
肩におかれた手が異常な力で私を引き留めていた。
A「えっとー…、業くん？ちょっとこの手をどけてもらえないかな？」
業「ん？あー、ごめんごめん。ほら」
手をようやく放してもらい、席に着く。
浅野くんとは逆側の隣の女の子に
「朝から災難だね〜」
なんて言われてしまう。
A「あはは、こういうときどうすればいいかわからなくなっちゃうよ〜。あ、ところであなたの名前は？」
「あ、私は中山楓。好きなように呼んで〜。私も小柳さんのことAって呼んでいい？」
A「もちろん！よろしくね、楓！」
やったー！友達増えた〜！
楓「ところで、A、この問題わかるようなら教えてくれる？」
見ると、数学の問題だった。
A「うん、もちろん！ここはね、こーして…」
数分後。
楓「あ、なるほどー！わかりやすい！ありがとう、A！」
A「はーい」
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
