４２話 ページ44
女４「生徒会室で盗み聞きしてたけど、浅野くんは小柳さんと赤羽くんの関係を知ったようよ」
女２「じゃあ、最終作戦ね。これで小柳さんも浅野くんに近づかないはずよ」
翌日の朝。
学「ん？なんだこれ？」
下駄箱を開けると、手紙が入っていた。
学(はあ、またか…)
正直に言うと、この手で呼び出されて告白されるのはもう５０回に上る。
呼び出される時間がもったいないが、無下にすることもできない。
中身を読むと放課後の４時４０分に階段の踊り場に来てくださいとだけ書いてあった。
その数十分後。
A「ん？何これ？」
同じようにAにも手紙が入っていた。
中身は放課後の４時４５分に踊り場に来てくださいと書いてあった。
誰からだろう…筆跡は女の子っぽいし。
まあいいか、とりあえず行こう。
廊下を歩いていると、相変わらず赤羽くんを取って…なんて言う声がきこえてくるが、最近ではあまり気にならなくなった。
はあ…私が好きなのは秀くんなのに。
放課後
A「そろそろ行こう」
荷物をもって踊り場に向かうと、目的の踊り場に秀くんと他クラスの女子生徒がいるのが見えた。
告白現場だと思い、なんか見てはいけない気がして物陰に隠れてそっと見る。
A「相変わらずモテモテだなー…」
すると。
女子生徒が秀くんの胸の中に飛び込んだ。
…え？
もしかして、秀くんはOKしたの？
Aはその場に居たくなくて、後ずさりをしたときに音をたててしまった。
その瞬間、バッと秀くんがこっちを向いて驚いた顔をする。
A「あ…何でもないよ」
そう言うや否やその場から逃げる。
やみくもに走り、下駄箱の前まで着いた。
すると。
女２「小柳さん、ちょっと来てくれない？」
二人ほど待ち伏せしていた。
特に用事も無かったため、呼び出しに応じることにした。
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
